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【書評】プラスチック・エンジェル~買って損はない「グラビア」

はい、書評です(笑)


山下しゅんや著「プラスチック・エンジェル」

0概要

アーマーモデリングにて人気連載の単行本化です。

はっきり言うが・・・モデラーでもないワイが買ったわけは

しつこいくらいに宣伝ツイートがリツイートされてきたから(笑)

(前もこんなん言ってたな・・・)

発売はちょっと前やってんけど、

「ま、紀伊国屋ならあるやろ」と思ってたのが甘かった。

Amazonに在庫があってなんとか購入。

さてうへへできたのか?(笑)


それではここから感想を。


感想1「とにかく・・・エロい」

この書き方だとほめてるのかどうかなんてわからんが(笑)

描かれている女の子が「エロい」のだよ。

といっても、俗物的な「エロ」ではなくて、

「セクシーさ」と「かわいさ」と「女の子らしさ」が

しっかりと描かれている。

なによりも今はやり?の「アニメ的な萌え絵」じゃないのね。

だからそういう「妄想的なエロ」ではない。

「青年誌や少年誌のグラビア」みたいな感じ。

女の子たちは「アンジェちゃん」「ランナちゃん」と

キャラ設定もしっかりされていて

本当に「毎回女の子たちが呼ばれて写真撮ってる」って

イメージなのよ。

だから結構普通に見れるな・・・

あとさすが単行本だけあって、すべてのイラストに

「制作秘話」とまではいかないけど軽い解説が入ってて

雑誌購入者やイラスト勉強してる人にはいいんやないかな。


感想2「小物やメカがいい」

まあ当然のことやけど、アーマーモデリングは

「日本唯一の戦車模型専門誌」なので、

コンセプトは「女の子とミリタリー」だそうな。

だから女の子と一緒に戦車が描かれてる。

これが「ごつごつした感じじゃなく」

さりとて「しっかり戦車として」描かれていて

全体的にめっちゃバランスが取れた感じになっているねん。

しかし著者曰く「いずれネタ切れしてしまう」(原文ママ)と

いうことで

車からバイク、模型作りに使う小物など、

いろんな「アイテム」と女の子が描かれてて

これもいいねんな(だがどうも著者の趣味も多分に入っている模様)

極めつけは・・・「ドラゴン」(笑)

しかもしっかりとした「ドラゴン」(笑)

著者はきっと毎回心から楽しんで描いてるねんな・・・


感想3「帯と前書きが藤島康介先生」

ま、言わずと知れた漫画家の藤島康介先生が

帯と前書きを書かれてて

これがこの本のことをめっちゃ褒めてる。

きっとこの連載のファンなんだろうな。

きっと嫁さんにこの女の子たちのコスプレさせたいんやろうな(笑)

・・・すいません冗談です(笑)


感想4「編集者、さとうみなみ」

もちろん著者は山下先生なのだが、

今回のこの本、彼女が主に編集をしている。

姉妹誌「スケールアヴィエーション」の

「ギャラリーオブザノーズアートクイーン」の担当もしている彼女は

「女の子をいかにかわいく撮ってもらうか」をいつも考えてるんやろうな。

普段のツイッター見てると「おっさんか!」とツッコミ入れたくなるくらい

なんやけど、(失礼)

それは「男目線」じゃなくて「女の子から見た可愛さやセクシーさ」を

考えてるのがようわかる。

このプラスチック・エンジェルも、イラスト自体は著者が

描いてるけど

「それをどの順番でどんなふうに魅せるか」を一生懸命考えたんやろうな。

だからこそ出来上がったこの本に我が子のような愛着もあるし

なんだろうな(笑)


まとめ

以上、自分なりにではあるが、書評してみた。

ミリタリーモデルに興味なくても、十分に楽しめる一冊。

値段も2900円(税抜き)ではあるが

普通に売ってる写真集もこれくらいはするし

この「かわいらしい女の子たち」を愛でるにはちょうどいい値段やな。


そう、これは「画集のように見えてグラビア写真集」なのだよ(笑)


そうそう、やってる人はおるかどうかわからんが

この本のカバーは、取ってみてほしい・・・

ちゃんと「おまけ」がついてるから。

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