「共感」がなければ「賛同」はない(2021/4/6雑感)

・もうずっと話題のこの話。

そもそもは月曜日にトレンドに上がってて、すでに炎上気味だったのでこの伊是名さんのブログもちゃんと読んでみた率直な感想が

もうこの言葉に尽きるねんな・・・


・きっと書いた本人は「なんで?」と思ってるかもしれんし、いわゆる左派の人たち(この方社民党の幹部らしい)も擁護をしてたけど、勘違いしてるのは批判されてるのは「バリアフリー」ではなく「この方の駅員に対する態度があまりにひどすぎた」ことだ。JR側としても急にやってきての対応を苦慮してるのが見えるのね。せめて駅員に感謝の一言を言えばまだ共感は得られたのかもしれんけど、もう最初から「バリアフリーが進んでいない!」と憤るところを目的にしてるとしか思えないのよ。


・「小田原駅でできないといわれたのに熱海駅ではできた」って言ってたがそら小田原駅から連絡いって、熱海駅の駅長が手配取ったんやろ。それこそなるべく要望に沿えるように動いただけ。それなのにその部分を考えもせずに、苦言を言う位是名さん。ふつうにみてどう思う?健常者でもこんな人は批判されるわ。


・あとね・・・事前に行きたかった来宮駅やったか、ネットで駅のレイアウト調べてるやん。で、「この駅会談とか大丈夫かな」と思ってるやん。それならJRに問い合わせたらええのに「行ってから考えよう」ってそれは行き当たりばったり過ぎるやろ。


・思い立って出かける、ということは悪いことじゃないんやけど、そういう場合大概「思ってた通りにならない」なんてよくあることで、それを織り込み済みで柔軟に行動することは、健常者だろうが障碍者だろうが関係ないんやけどな・・・それが思い通りにならないからと「バリアフリー法」とか法律持ち出してる時点で普通の感覚では「うわ、めんどくせえ」ってなるもんやで。それにさ、新聞社に電話したり写真撮ったり・・・そんなことに気が回るならなおのこと、「事前にJRに確認取る」なんて楽勝でしょ。


・もちろんバリアフリーはいまだ道半ばな部分はあると思うし、わしらのような健常者には思い至らないようなところもあるから、こういう「バリアフリー推進の啓発」ってめっちゃ大事なんよ。でもやり方がおかしかったら「共感」も「賛同」も得られない。コラムニストやから「自分の周りのこと」で「自分の考え」言うのはええねんけど、せめて俯瞰的客観的に見れないとただの「自分勝手なやつ」としか思われないのね。「ここまでしないと」と思ってるようやけど、わしから言わせれば「やりすぎたら逆に反感買う」という事実を少しは知るべきだと思う。「共感」されなければ「賛同」はない。「共感」を得るためには「自分の行動が果たしてよかったのか」「対応してくれた人への感謝はあるか」が大事なんじゃないかな。

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