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眩い言葉の展示:「言の葉の舞う夜に」開催中


曳舟のgallery hydrangeaで開催中のギャラリー企画展

「言の葉の舞う夜に」

2021年3月11日(木)より開催いたしました。

今回は緊急事態宣言の延長下ですので在廊は叶いませんが、作品を初日に見てきました。こちらのギャラリーはオーナーが自ら一日かけて展示をしていただいています。とても世界観を大事にしていただいているので毎回自分の作品がどのように配置になっているのか楽しみでもあります。

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(ギャラリーより提供画像)

今回の展示テーマは【言葉】

表現の幅が広いテーマですが、自己の世界観を見てもらうのは制作し甲斐があるモノであると思われました。

なので、自分の今現在本当に描きたいものは何なのか・・

文を書いて、構想を練り

下手な飾りは付いていないか?

削って、直して、足して、削ってを繰り返しました。

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私は「言葉」というのはとても怖いものだと思っています。

安易に発した言葉が、相手に一生の傷をつける事もありますが反対に命を救う事もあるのです。

「呪い」と「祝い」、「陰」と「陽」

幼少期から声と共に発せられるそのモノは大人に教えられるままの形を成し、自己の記憶や感情や性格により肉付けをされ「言葉」となる。おなじ単語であっても人それぞれ違う【操る人間の個】を表すものであるのです。

声の抑揚、音の強弱、使う単語・・

抱く腕の角度、その陰影、伏せた瞳と鋭利な視線・・

配色、色の濃淡、曖昧な境界線

モノとして記憶に語り掛けるモノ

【言葉】という題材に総勢21名の溢れる言葉の坩堝にあって、自分の何かを素直に表現したいと苦心した煌めきは眩いものでした。

言語より先んじたのは「分かり合う為に描く行為」

不安に溺れそうな今だからひと時、深呼吸できたそんな来廊でした。

会期は3月21日(日)まで。間に休廊(火・水)を挟みます。

その間に気になった作品と自分の作品の事など書けたらいいなと思います。




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