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妊娠初心者ガイド①『妊娠に最低限必要なことは?』

初めましての方は、初めまして。ご存じの方は、いつもありがとうございます。たなかゆうすけです。これから妊娠を考える方への『妊娠初心者ガイド』、1本目を始めていきたいと思います。

・妊娠するために最低限必要な条件とは
そろそろ妊娠を考えようかなというときに、私は妊娠できるのか?ということが気になる方はいらっしゃると思います。もしかして妊娠できないかも?と不安になることもあると思います。『これがなければ妊娠は始まらない』という条件とはいったい何でしょうか。

卵子と精子は絶対必要です!

・妊娠するためには、精子と卵子が必要 
精子と卵子が合体・受精し、受精卵となります。その後、着床を経て受精卵はどんどんと発育し、最終的に赤ちゃんになります。赤ちゃんのもとである受精卵ができるためには精子と卵子が必要となりますので、精子と卵子が存在することは最低限必要な条件となります。逆に、精子と卵子が少しでも残っていれば妊娠は不可能ではないということになります。

では、精子と卵子が存在することは確認できるでしょうか?答えは『確認できる』となります。

精子は比較的簡単に確認できます

・精子が存在することは比較的簡単に確認できる
採取した精液を顕微鏡で確認すれば、精子が存在することは比較的簡単に確認できます。身近に顕微鏡を使用できる環境があれば医療機関でなくても確認はできますし、最近はスマホのカメラを利用した簡易キットなどもありますので、精子の有無については医療機関を受診しなくても自分で確認することができます。

もし、ご自分で検査を行ったのに精子が見つからなかった場合は、医療機関の受診をお勧めします。

もちろん、医療機関で検査することもできます。環境が整っている医療機関では、精子の有無だけでなく、数の多い少ないや、どれくらい運動しているかなどについても調べることができます。

卵子があることは、各種検査で推定できます。

・卵子が存在することは推定できる
卵子が残っているかは、超音波や採血検査で推定することができます。卵子そのものを確認することは少し難しいので、卵子が格納されている部屋や卵子が分泌しているホルモンを調べることで、卵子の有無を推定します。卵巣を超音波で観察して、卵胞と言われる卵子の格納されている部屋が確認できれば、基本的にその中に卵子がありますので、卵子は存在すると推定ができます。また、卵子が分泌している抗ミュラー管ホルモン(AMH)というものがあり、これを採血で測定することで、卵子がどのくらい残っているか推定することができます。いずれの検査も、多いとか普通とか少ないとか、卵子のだいたいの数がわかるだけで、正確に何個残っているかまではわかりません。

また、超音波で卵胞が確認できず、AMHがかなり低い場合でも、卵子が全く残っていないと言い切ることはできません。卵子が残っていないので妊娠は不可能ですということまでは言えませんが、卵子が十分に残存していないと思われる場合は、早めに対策を講じることが重要となります。

ここまでは、
①    卵子と精子が存在すれば妊娠は可能です
②    精子はあるかないかがはっきりわかります
③    卵子はあればわかりますが、ないということまでは言い切れません
というお話しをしました。

ここで、少し気になることが出てくるかもしれません。精子と卵子が存在していれば妊娠は可能ということをお話ししましたが、存在さえしていれば妊娠は可能なのでしょうか?答えは…『精子と卵子が残っているだけでは、妊娠が難しい場合があります』。

これについてはまた別でお話していきます。

順番に話を進めていきましょう、精子と卵子が存在するという条件で、妊娠が成立するために、どういったことが起こらないといけないのでしょうか。

次は、『妊娠に必要な過程は?』ということをお話します。

妊娠を希望される皆様が、幸せな結末へたどり着けますように…
また次のお話でお会いしましょう。


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