見出し画像

ロジカル・ヒストリー・ツアー

どーも。巷で令和のロックンローラーと呼ばれてみたい、ruggirl木之元清士朗です。すっかり暑くなってしまった。このツアーを考えたときはこれから寒くなろうかってときだったのに。ちなみに、暑いのは大いに賛成だ。彼女のへそ出しTシャツ姿をお目にかかることが多くなるだろうから。

ツアーが終わってしまった。

非常に寂しい。これからまた普通の生活に戻るのかと思うと憂鬱な気持ちでいっぱいである。
ずっと楽しくて多幸感のあるツアーだった。
初日の大阪も、名古屋も、東京も、
裏ファイナルも、色んな友達ができたし、
色んな友達に会えたよ。

色んな場所で色んな言葉で彼女に対する愛を歌い回っていたと思うと、つくづく自分が変で難儀な男なのだろうかと思う。
変にわざわざそんな事する必要ないのに。

でもでもその方が楽しいし、そういうロックスターがいたって可愛げがあっていいでしょ?笑

今からは特に裏ファイナルについて書こうと思う。
コンセプトは「論理的な歴史」つまりは、
ロジカルヒストリーである。

そもそも、ぼくのルーツとなったアーティストたちのオマージュソングを各地で解禁していくという
ツアーであった。

い・け・な・いループマジック
ビリー・クランベリー・ジャンキーズ
ロジカル・ヒストリー・ツアー(roll up for the history)の3曲だ。

ファイナルでは全曲演奏するということは決めていたため、4日間用意した。
4日目に関してはただ全曲演奏したって楽しくないと思っていて、「何がロジカルヒストリーであるか」ということをお客さんにわからせる必要があった。

ロジカル、論理的といえばやはりテストだなと思ったのだが、この直球の考え方がそもそもロジカルじゃない。でももうコレ以外に思いつかなかったんだもん。ぼくのルーツやぼくの歴史について、もっともっとお客さんに知ってもらいたかったのだ。

お客さん自身の手で調べて、お客さん自身の頭に入れる。ずっとぼくのことを考えていてほしかった。
要するにぼくに恋して欲しかったのだ。

ぼくらはずっと、結ばれることのない両片思いでいたいのだ。

愛しているよ、誰か知らないけど。
愛していてね、誰か知らないけど。

ぼくが考えたテストを無理やりやってもらって、
年齢的に着たくないのに無理して制服着てくれた人もいただろうに。本当ありがたい限りです。

最近のロックバンドではお客さんに何か無理やりやらせる人がいないじゃない?だからたまにはこんな変なのがいたって楽しいかなって思ってさ。

それにぼく、ぼくが作ったテストを皆が一生懸命
机に向かって解いてくれてたの、嬉しかったなあ。
ぼくのこと理解してくれてるような。
そうじゃないような。

ぼくも学生時代に一生懸命に好きなバンドについて勉強をしたし、色んな音楽聴いたし、色んな記事を読んだりしていた。今もしている。

それはぼくにとってとても楽しいことで、
きっとファイナル公演だって「案外楽しいな」って
思ってくれた人もいるだろう。

もっとディグるという行為が残ってほしいと思う。もっともっと戦争なんかより、テレビゲームなんかより贅沢なものなんだって気づいてほしいと思う。

もっと勉強しようぜ、何よりの贅沢モンさ。

そういうテーマのもとで、
そういう一つの夢への着手として、
ロジカル・ヒストリー・ツアーというものを企てたのであります。

ぼくの歴史は忌野清志郎と坂本龍一とミッシェルと
ビートルズだけじゃないよ。
ロジカル・ヒストリー・ツアーはこんなんじゃ終われないヮ。その続きはまたいつか絶対にやろうね。

それと、まだruggirlを聴いてない人には「息の詰まったお前の人生を丸々救うことはできないが、3分間だけ呼吸出来るようにしてやる。」ということを言ってやりたい。

ぼくは飽き性なので、もう既に何か次の新しいことを考え始めている。

それはきっと、君の想像を遥かに超えるものにするだろう。発表するときは大いに爆笑してほしい。

そして、何をされるのかドキドキして待っていてほしい。

それじゃあ、ぼくが君が生きている限りはまたライブハウスで会おうね。

絶対死なないでね。ぼくも絶対死なないから。
約束しよう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?