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【3月の文章】エクストリーム自炊入門

本日をもって今年度も終わりですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

毎月何か書こうキャンペーン、3月は「自炊」について書きます。

かれこれ3年くらい自炊をしているので、それなりにノウハウがたまってきました。整理も兼ねて一旦文章に起こしてみようと思います。

新生活で自炊をしてみたい方や、新生活でなくてもこの春から自炊をしてみようという方にとって何か1つでも役立てる内容を目指します。頑張るぞ!


自炊のメリット

はじめに私の考える自炊のメリットを述べます。

何をどれだけ作るかを自分で決められる

まずこれです。当然ですが、自分で作るので自分の好きなものを作ることができます。

自分好みの味を追求していく作業はそこそこに楽しいです。個人的にはダシの重要性を理解してから、美味しい料理が作れるようになってきたと思っています。

最近は乾燥しいたけが好き

作る量も自分で決められます。

料理がめんどくさい気持ちはわかるのですが、例えば5食分一気に作ってしまえば、先4回の調理をスキップすることができます。必ずしも1食につき1回料理が必要だというわけではないのです。

栄養管理ができる

前項に通じるものがありますが、私にとっての自炊する理由はこれが9割です。

私はバカみたいに盛られたラーメンが大好きなのですが、これを毎食のように食べていたらいつか死にます。

一番好きなラーメン屋、自家製麺No11 (板橋)

これをたまに食べるのはいいとして、その代わり普段のなんてことない食事だけはクリーンな食事を心がけています。

PFCの計算をし、適正カロリーを満たす料理を作る。少し難易度が高いように感じますが、1年くらい続けると慣れます。1日でどれくらいカロリーを摂取したかは頭の中で計算できるレベルです。

上記のカロリーや栄養素のコントロールができれば、当然体重等もコントロール可能です。私は体重が最高108キロあったのですが、76キロまで落としました。

自炊ができれば確実に痩せるとは言いませんが、痩せるためには自炊はかなり有効な手段です。

コスパがいい(こともある)

自炊というと「安い」イメージがありますが、正直そうでもないと思っています。スーパーで食材を複数買うと、会計時に思ったより高くてびっくりすることがよくあります。

栄養度外視でコスパを追求するのであれば、半額弁当やカップラーメンの方が優れていることが多いです。

何食分かまとめて作ったり、簡素なものを作ったりすればコストカットは可能です。

あとは食材自体をいかに安く仕入れるかです。複数のスーパーやオンラインを駆使しましょう。

業務スーパー系はGOD

自炊コスパ論争に関しては、コスパを良くする工夫をすることができる、くらいが落としどころですかね。

えらく見られがち

「料理はしたいからするの!!」

自炊をしているとエライという評価を受けることがあります。自分では全くそう思っていないし、他人に自炊をしていると言われてエライと思うこともないです。

私は毎日職場にお弁当を持っていっていますが(昼休み1秒でも多く昼寝したいので)、これだけで話のネタになったりします。俗っぽいですが、副産物としてありがたく使わせていただいております。


ここまでつらつらと自炊のメリットを述べてきました。
「じゃあ何からはじめればええねん」というそこのあなた、ご安心ください。これから実践ガイドを記します。

実践1. お米を炊こう

最初はこれだけでいいです。お米を炊きましょう。

JA全農のサイトにはこうあります。

出典: http://www.hg.zennoh.or.jp/agriculture/kome-mugi/how-much.html

実際にはガスや水道も使うので、大体40円くらいかと思います。
それでも他の食事と比較してかなり安いです。ありがたいですね。

ひとまず、お米だけ炊いてあとは惣菜や冷凍食品でもOKです。スモールステップではじめていきましょう。

お米は脂質が極端に低いです。パンのような謎の物体を食べるのであれば普通にお米を食べましょう。

研ぐのが面倒くさい人は無洗米にしましょう。めんどくさがって炊かない言い訳を作らないのが大事です。

お米を炊く炊飯器ですが、正直好みで決めていいと思います。家電量販店で良さそうだと思ったものを買いましょう。

ここで1つアドバイスです。
炊飯器はお米を炊くのみならず、煮物や低温調理にも使うことができます。実は用途が広いスーパー調理家電なのです。

炊く以外の仕事もさせよう

この観点で、小さい炊飯器だと、用途が限定されてしまう場合があります。
大は小を兼ねます。デッカイの買いましょう。

私は10合炊の炊飯器を愛用しています。頼れるヤツです。

実践2. スーパーへ行こう

お米を炊いたらスーパーにいきましょう。コンビニではダメです。

スーパーでは「食材」に着目して立ち回りましょう。魅力的な加工食品に目を取られていては、いつまで経っても成長しません。

自炊erの魂は食材にあります。料理は食材の計算結果でしかありません。
スーパーではこの加工食品を自分で作ってやるぞくらいの勢いで、素材と向き合いましょう。

レジ早い店員、かなり好き

スーパーの各食材にはステータスが設定されています。

主に注目したい点は以下の3点です。

  • 価格(量)

  • 栄養素

自炊の何に重きを置くかによりますが、この3点は感覚的に分かるくらいまでスーパーに通ってください。修行です。

主要な食材に関してこれらをマスターすれば、レシピを見たときに、

  • どれくらいお金がかかって

  • どんな味になって

  • カロリーやPFCがどうなるか

がパッと分かるようになります。

ここまでくればもう無敵です。
全てが自分の思い通りとなり、自炊のメリットであげたことを最大限味わうことできます。

実践3. 実際に作ろう

スーパーに通っただけで満足してしまいました。

ここから実際に作るフェーズなのですが、正直食材を選んだ時点でもほとんど決着がついています。

店で出すようなものを作るのでないならば、料理にスキルは必要ないです。
スキルがなくても、料理はある程度おいしくできます。

コツはコピーです。独創性とアイデアは初心者には不要です。

理科の実験と同じです。決められたものを決められたことで決められた順番にこなしましょう。

アレンジはある程度慣れてきてからで十分です。
先人の知恵を借りて、まずは成功体験を積みましょう。

何を作ればいいのか?と思った方はカレーを作りましょう。

カレー、いつまで経っても好き

切る、焼く、煮込むの基本動作がそろっており、それでいてかなり失敗しにくい、練習にはぴったりな一品です。

さらにはカスタマイズ性も高く様々な具材を入れることができ、なおかつ複数食分作ることができるので最高です。

カロリーが気になる方は以下のカレー粉がおすすめです。

カロリー50%オフとは思えないほど美味しいです。私もよく作るので、箱で買っています。

おまけ -おすすめ調理器具-

せっかくなので超オススメの器具を2点記します。

ガス火 超軽量 深型フライパン(24cm KARUFURA3)

https://www.nitori-net.jp/ec/product/8944351s/

ニトリのフライパンです。
最高ポイントは軽い深いです。

当然ですが、重いより軽いほうが使いやすいです。
実際に持ってみると「こんなに軽いの!?」となると思います。

深さに関しても、ちょっとした鍋くらいあります。
焼く、煮る、揚げる、お湯を沸かす など全対応です。

シリコーン調理スプーン

無印の調理用スプーンです。

シリコン性で熱に強く、これも焼くときや煮込むときによく使います。

さらにはそのままお皿に取り分けることができます。

使ってみると想像以上に出番が多く、便利と感じると思います。一人何役もこなしてくれるので、余計な洗いものが出ないのも素敵ポイントですね。

私は無印のを買ったのでずっと使っていますが、他店にも似たようなものはあると思います。比較できるとなおよしですね。

上記2点、かなりオススメです。

一人暮らしだと特にスペースの関係もあると思うので、できるだけ汎用的なものを選べると複数の器具を持たないで済みます。

実際この2点だけでもたくさんの料理ができます。最初はこれだけでいい気がしますね。

むしろ、慣れてきてからもずっと使えるアイテムだと思います。

間違っても最初から通ぶってスキレットを買うなどはしないようにしましょう。私です。

さいごに

いかがだったでしょうか。

自炊なしでは生活が考えられない人間による、自炊入門ガイドでした。

1ミリでも「ちょっとやってみようかな〜」と思っていただけたのであれば、嬉しいです。そのままついでにもいいねください。

私は自炊をはじめてから、食材や料理に関する感覚が少し変わりました。もっというと、それらに対するありがたみを感じることが増えました。

少しの頑張りで多くのリターンが得ることのできる「やらなくてもいいこと」をこれからも続けていきたい限りです。

またかきます

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