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タイムトラベルものってよくない?(読書感想文:クロノ・トリガー)

クロノ・トリガー、20年以上前の記憶だからこそ、大冒険としか言いようが無いんですよね。ゲームのものと合わせて実生活の思い出が同じフォルダに保存されてるタイプのゲーム、皆さんにもあると思います。

例えば、「新しもの好きの父であったが、テレビゲームにだけは難色を示していた。本作もその例に漏れずに中々買ってもらえなかった、手に入れたのは発売年の後半だった」とか、「幼馴染ルッカの母親、ララを助ける為に、過去のルッカの家で入力する停止コード(LALA)が、当時ローマ字しか理解できなかったので意味不明であった」など、現実とゲーム内外の記憶が結びついてるんですね。

三つ子の魂百まで。その後も思い出の印象を引きずっており、この作品でタイムトラベルものの魅力を知り、今でも無作為に映画を選ぶと5本中3本はこの手のタイトルを選んでしまう。
(メガネキャラ好きはもっと後だと思う)(でもクロノの復活時のグラフィック、ヒロイン然としたマールだけではなく、ルッカにも用意したのホント偉いな。)

タイムトラベルというギミックは人の死や喪失など、「既に起こってしまった」、「ままならない」事件を主人公の意思で変えられるカタルシスが魅力なのですけど、タイムトラベルの能力が一過性のものであるとなお美味しく頂けます。

ジョジョの各部ラスボスが時間に関連した能力を持っているように「先のことを知っている」のはあまりに強いのですけど、本作クロノ・トリガーでは「ラスボスがあまりに強いので、各時代の力を合わせてギリギリなんとか倒せる」という設定があり、これがね…とても良い…良いね…人間を超越していない、人間たちが力を合わせる物語なんですよ。

ままならないものに翻弄される人間の物語(そしてたまにはまぐれであっても勝ってほしい)が好きなんすね、物語のジャンルとして。どうぞ皆様もお楽しみくださいまし、今Steamで買えるの?

この読書感想文を書こうとして、とりあえず列挙したネタがあまりに多かったせいで一旦上げることにしました。

・BGM
・建国祭にお忍びで抜け出すお姫様との出会い
・主人公の武器が刀、珍しかったですね刀。
・鳥山明のメガネキャラ
・鳥山明のコンセプトアート群
・ままならない理由で飛ばされる先々での新たな謎
・船、飛空挺以上の世界の広さを体感させるシルバード
・ゲートの不気味さ
・初見のラヴォスで4ケタ被ダメージ
・グラフィックね、いいよね
・エックス切りとかオメガフレアね、いいね
・勇者バッジを真グランドリオンでも装備
・カエルがケアルガとか覚えるの、ベホマとか覚えるドラクエの勇者モチーフなんすかね
・ドラゴンせんしゃに回転斬りすると絵面がおかしいが、あの場面を横スクロールにしたいのとてもよくわかる。
・中盤までのリニアな作り方で仲間と謎を叩き込んできてからの、シルバード!
・シルバードが飛んでからもヤバい、いきなりノンリニアに世界中飛び回れるようになる。
・そうなんすよ、仲間が揃っているから各時代で問題が解決するんですよね…
・クロスを重ねたら話が終わらないぞ

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