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萩尾望都さまと萌えたい
始まりましたね。ドラマ「君とゆきて咲く~新選組青春録~」が。
このドラマはずっと気になっていたのです、なぜって手塚治虫さんの『新選組』が原作だから。だけでなく、その原作が萩尾望都さま✨が漫画家になるきっかけにもなったからです。
くわしくは、漫画家きたがわ翔さんによる解説をどうぞ。
(※ドラマの結末のネタバレしてます)↓
こちらでは萩尾さんご本人が『新選組』について軽くふれています。対談相手は上の動画とおなじ、きたがわ翔さんです。↓
もし『新選組』を通らずに萩尾望都さんという神が少女漫画界に登場していなかったら?……想像するだけでおそろしいです。絶望します。
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派手派手しい衣装やキャスティングから想像するに、今回のドラマはどうやら、萩尾さんが萌えたというBL要素を前面に押し出した演出になっているようです。
でも、かりに原作がここまで露骨なBL路線だったら、高校時代の萩尾さんは創作意欲を駆り立てられていなかったかもしれません。もう一歩踏み込んだ展開がほしい、という原作にたいする飢餓感、妄想力は二次創作にとってだいじだと思われるからです。
ちなみに、モーさまの傑作のひとつ『トーマの心臓』は、仏映画「哀しみの天使」(1964年)のエンディングを描きなおしたい! というところから始まったそうです。その仏映画の原作ロジェ・ペールフィット作「特別な友情」は、抄訳がアンソロジー『特別な友情―フランスBL小説セレクション―』(新潮社文庫)に収録されています。
情報を詰め込みすぎ? なんせ少女漫画の神様の話なので。
こんなことを書きつつ、漫画の神様・手塚治虫さんの『新選組』は未読なのですが。読みます!