カナビス銘柄を分類してみる

皆さん、こんにちは。このnoteでは投資対象としてカナビス銘柄の研究をしています。ただしカナビス銘柄と一言でいっても実は様々な企業が対象になります。そこで手始めにそこでメジャーな銘柄を大きく分類してみることにしました。Let's divide and conquer! 

大麻を育てて販売している会社
Aurora Cannabis https://www.auroramj.com/
Canopy Growth https://www.canopygrowth.com/
Aphria https://aphria.ca/
Tilray https://www.tilray.com/
Cronos Group https://thecronosgroup.com/
Hexo Corp https://www.hexocorp.com/

こちらはカナビス銘柄といった時に最もよくイメージされる企業のグループで、実際にカナビスを栽培し、医療用やレクリエーション用として販売している会社です。それぞれの企業が用途に応じた独自のブランドを持っており、栽培~商品ブランドまで一貫しているという点ではタバコメーカーに近いイメージかもしれません。ただしカナビス合法化が「医療用」から始まった事に由来し、どの企業も医療企業であるという事を強くアピールしています。

次に、大麻を育てる機材等を販売する会社も関連銘柄として含まれます。ここにはGrow Generationのように大麻の栽培にフォーカスした機材を製造・販売する会社と、Scotts Miracle Groのように、家庭菜園向けの機材や農薬等を製造・販売する会社双方が含まれ、当然ながら後者の方が企業規模が大きくなる傾向があるようです。

Grow Generation https://growgeneration.com/
Scotts Miracle Gro https://scottsmiraclegro.com/ 

そして、次に大麻を大麻を原料にした医薬品を開発する製薬企業が含まれます。上で紹介した大麻を育てて販売している会社と被る部分もあるのですが、こちらは大麻由来成分を使用した医薬品の開発を専門としている点が異なります。有名なところでは多発性硬化症(MS)患者の神経因性疼痛の緩和に用いられる大麻由来成分を利用した口腔用スプレー「ナビキシモルス」(商標名「サティベックス」)を開発したイギリスのGWファーマシューティカルズがあります。

GW Pharmaceuticals https://www.gwpharm.com/

GWファーマシューティカルズは2005年に大手製薬会社バイエルとイギリスにおけるサティベックスの独占販売契約を結んでいます。さらに2011年には大手製薬会社ノバルティスに日本と中国を除くアジア・アフリカ・中近東でナビキシモルスを商品化する権利をライセンスしています。

そして、もう一つのグループが、大麻関連企業に投資をしている会社です。例えばコロナビールを始めとして、ビール・ワイン・スピリッツのブランドを多数抱えるコンステレーション・ブランズが挙げられます。

Constellation Brands https://www.cbrands.com/ 

コンステレーション・ブランズは前述のCanopy Growthの株を38.6%保有しており、最終的には過半数の取得を目指しているとも言われています。この提携によりCanopy Growthはカナビスエキス入りのドリンクの販売を進めており、本拠地のカナダでは2020年3月にDeep SpaceやTweedという商品名で販売を開始しています。Canopyの発表によるとカナダのカナビスドリンク市場の70%をシェアを押さえており、3月から10月までの間で200万本以上の販売を記録したとか。

最後に、これらのどこにも属さない関連企業として、Innovative Industrial Propertiesを紹介します。この会社はカナビス栽培に特化した不動産を紹介する企業です。

Innovative Industrial Properties http://innovativeindustrialproperties.com/

これらの企業はごく一部ですが、カナビス銘柄としてよく上げられるもののようです。サイトをみただけでも、各社様々なカラーがあるようです。今後各企業の詳細や業界の動きについて詳しく調査をしていく予定です。


参照記事
https://www.thedrinksbusiness.com/2020/11/what-the-future-holds-for-constellation-brands/




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