今年の初め家族が崩壊した話

初めまして。

今回お話する内容は自分の身に起きたドラマのようなお話になります。

普段、YouTubeの「まんガメ」というチャンネルや2chなどで嫁の浮気が発覚して制裁するようなお話を観たり聞いたりしているのですが、まさか自分の家族で本当にそういう事が起きるとは思いませんでした。

貴重な体験をしたので記録を残したいと思ったのと、家族の方が一旦落ち着いたので記事として残そうと思い書き始めました。

こんな事あったなーって笑える日が来ることを願っています。

浮気とか、離婚とか、自殺未遂とかそういうセンシティブな内容をたくさん含んでいると思われるので苦手な方はブラウザバックしてください。

家族構成

自分(兄): かずとも


2月13日(土)

突然父親から電話が入ってきました。内容は鮮明に覚えています。

「母さんが自殺未遂した。意識が戻るかは分からない。医者曰く最後が近いかもしれないから帰ってこい。」

第一声が上記の内容だったため理解が追いつきませんでした。

母親はとても明るく、自分の友人や弟の友人含めて全員から親しまれています。自分の友人からは良く「かずままに会いたい」と言われる事が多かったです。それくらいフレンドリーで接しやすい母親でした。

そんな母親がなぜ自殺を?

思考が追いつかず、ひとまず会社に事情を説明して帰省を行いました。

2月14日(日)

帰省したのですが病院にはコロナの関係もあって、入れませんでした。

父親と弟にその日の事について詳しく聞きました。

原因は「父親の履いているパンツが自分が買ったものではなかった」事らしいです。

父親は自分で下着とかは買わない為母親が普段買ったりするのですが、見たことが無い(自分では選ばない)ものだったようです。

それが発端で口論になったのですが、面倒になった父親は2階にある自室へ向かいました。

その後母親は夕食時に使った皿などを洗った後、衣装部屋に行きハーフパンツに履き替えて外に出かけました。

弟はほぼ毎日夜は出歩いているのですが、この日に限っては家で飲んでいたようで外に出た母親を不思議に思っていたそうです。

母親が外に出て5分くらい経ち、帰ってくるのが遅いと弟が不思議に思い、家の外の裏側にある倉庫に向かったところ、ハーフパンツの紐で自殺未遂をしている母親を見つけました。

裏側にある倉庫はタイヤとか車のパーツが置いてある倉庫で普段全く立ち入らない場所なのですが、弟は何故かこの時惹かれるように向かったそうです。

母親は意識を失っており、首もだらーんとしている状態だったそうです。

詳しい事情を聞いた後は、「なぜパンツでそんなことにまでなるのか?」とずっと思っていました。

弟はこれ以降、家の倉庫がトラウマになったそうです。

2月21(日)

母親が意識を取り戻したという電話が病院側から入ってきました。

事情聴取を病院側でいろいろと行ったようですが、母親はその時の記憶が無いとの事でした。

「私が自殺未遂?ありえんし」と言っていたようです。

母親が意識を取り戻すまでの約1週間、母親の私物などで変なものが無いかなどのチェックを行っていました。

母親のバッグに手帳が入っており、そこには父の出社時間と帰宅時間がびっしりと書いてありました。その他にも「あの女のところに行っている」とか「あの女が家の前を通った」などといった内容が記されていました。

またほぼ毎日のように非通知の無言電話がかかっていたという事も分かりました。

それに対して父親は「母さんが執着心でおかしくなっている。俺が仮に不倫してたとして、もういい年なんだしこうはならんだろう。」と言っていました。

両親の不倫に関しては、両親で解決してくれって思っていた自分にとっては正直どうでも良かった為、全く気にしていませんでした。

その後母親が退院してからどうするかという話になり、このまま家に戻すとまたやりかねないという事から、祖母の元に返すか、母の友人が多い石川県に戻すかで議論になりました。

母親は石川県で育っており、友人などもこちらに多く気分転換にもなるだろうし友達が支えてくれるだろうという事で、今のままではまずい事からとりあえず父から離す事のみを考えていました。

2月22日(月)

ここからはとても忙しかった記憶があります。

自分が3月初めに引っ越し、4月に転職を控えている中、母親の引っ越しもあってバタバタでした。

チームリーダーと上司へ家庭の事情を説明し有給を上手く利用して、退院したその日に石川県に経ちました。

本当にこの時はチームに迷惑をかけたなと思います。事情を汲み取って理解していただいて本当に助かりました。

石川に飛び立つ前に母、父、弟、自分の4人で話し合いを行いました。

母自身はどうしたいのか、弟はどうしたいのか、父はどうしたいのか、自分はどうしたいのか。

自分は「どんなことがあっても命だけは捨てないでほしい」とだけ伝えました。

そして母は家を出たくないとは言っていましたが、離れるべきという家族からの説得を受け承諾しました。

移動中に1週間分のホテルの予約などを済ませたり、物件を探したりしていました。

移動は、弟、自分、母の3人で行きました。

2月23日(火)

この日、母親の友人の家に遊びに行き周辺で空いてるマンションが無いかなどを一緒に探し回りました。

そして3件ほど内見を行い契約を行ってきました。

家の鍵などを受け取れるのが最低でも1週間後という事だった為、一旦弟と自分は帰ることにしました。


3月3日(水)

確かこのあたりで審査などが通って鍵の受け取りを行うという事で石川に行った記憶があります。

弟と弟の友達が実家の母の荷物を積んで、東京経由で石川に行くことになりました。

ぶっ通しで運転していたので石川に着いたのが夜中の3時くらいだった為ネカフェで寝た記憶です。

次の日から家具などを買ったりなどを進めて住める状態にした記憶があります。

2日くらい滞在して、日曜日くらいに家の解約に伴う掃除などを進めたような記憶があります。

この辺、引っ越し、解約、転職などが重なっていて結構曖昧です。

この間に母と話したことについて

一体なぜそういうことになったのかなどを母と弟と3人でいろいろ話をしました。

実は、父親は不倫をしているというのが結論です。

そして不倫関係にあったのも2人おり、それぞれに子がいるそうです。

1人は弟の年と全く同じだそうです。

Aさんという女性には2人の子供がおり、これがどちらも父親が血縁関係にあるそうです。

Bさんという女性には1人の子供がおり、こちらも父親が血縁関係にあるそうです。

そしてAさんの女性側の1人は父親の会社で雇っていたそうです。

なぜそれが判明したかについて説明をすると、地元には小さな飲み屋街があるのですが、そこに母親がよく飲みに行っており、たまたまAさんのお店に行き直接聞いたからだそうです。

Aさん曰く、もう知ってるものだと思って事情聴取しに来たのかと思いべらべら話してしまったとの事でした。

Bさんの件に関しては、この飲み屋街では割と有名な話だったそうで色々噂されていた為聞けたそうです。

そして、Bさんに関してはもう会っていないというかどこかへ消えたそうなのですが、Aさんに関しては厄介な状態となっていました。

Aさんが家の前を通ったり、父親と一緒の車に乗っているところを目撃したりというのを何年も耐えていたそうです。

また2月21(日)で手帳に非通知の無言電話がという話があったと思うのですが、おそらくAさんがかけてきていたものだと思われます。

5~6年嫌がらせのような行為を受けていたようです。

父はよく「お前らに隠し子がいたら面白くないか?」とか「俺は浮気はしない。本気だから。」とか「俺はモテるから一夫多妻が良いんだよなー」とか言ってました。当時は何言ってんだろこのおっさんキモくらいの感覚でしたが、母親の話を聞いてすべての辻褄があったように感じました。

母は「上手い事言いくるめられてこうなってしまった。あの家も何もかもあの女に取られるのが嫌で、お前らの帰る場所を守りたかっただけだった。」

というように言ってました。

たしかに父は、母親が石川に行ったらこの家いらんだろうとか言ってたので、そういう事かと思いました。

また、なぜ離婚をしなかったのかの話を聞くと今の生活を変えたくは無かったという風に言っていました。

父はこんなですが、経営者なので多少なりとも金だけは持っています。

なのでブランド物が買えたりとか定期的に外食に行ったりしています。

そういう生活を変えたくなかったんでしょうね・・・。

父はもう救えないくらい人間腐ってますが、母も母で天秤のかけ方が間違っているようにも思えました。

耐えられるならそれでいいとは思うけど、耐えられなかったんだから改めるべきだろうなと。

まとめ

12月におばあちゃんが亡くなってから2月に母が自殺未遂、3月に自分の引っ越しと母親の引っ越し、4月に自分の転職というような感じで本当にバタバタしてました。もう本当に疲れました。1週間で石川県を2往復運転とかもありました。いやーまずは自分をほめたい。本当によく頑張った。

この記事のまとめとして、何年も何年も不倫等を知った上で、かつ嫌がらせを受けていて、周りに頼れる友達がいない環境でも、子供たちが自立出来るようになるまで何も知らないように振舞って、父親の機嫌取りをしていた母は強いなと思いました。

そして、すごい頑張って頑張って耐えてたものが急にぷつんっと切れてしまうと死を選ぶんだなと。

自殺行為をする前の数十分前の記憶が無いという風に言っていたので、何かを溜め込んで溜め込んで切れてしまうと、こうなってしまうんだなという事が分かりました。

それを踏まえて、今まで母親に守ってもらってた分返せるように、今度は自分が頑張ろうと思います。

今は父から母に対して毎月仕送りが振り込まれていますが、父の事なのできっといつかしなくなるはずなので、その時は自分が養えるようにちょっとでも多く稼げるように日々努力していきます。

皆さんも、何かに耐えすぎて無いですか?大丈夫ですか?

誰かの機嫌を損ねない様にいい顔を演じていませんか?

きっといつか疲れて「もう、いいかな」ってなってしまう前に暴れても良いので今の状況を変えましょう。

助けてくれる人はきっといます。

上手くまとめられないですが、ここまで読んでくれてありがとうございました。

サポートありがとうございます!これからもがんばります!