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ずさんなノート術

仕事ができる人はメモを上手く取れる人だ。
よく言われることですよね。

「メモを取る」なんて、社会人としては基本中の基本も良いところ。
書店でも「仕事ができる人のメモ術」だとか「ノートまとめ術」「手帳活用術」なんてビジネス本をよく見かけます。
その手の本や、ネット記事なんかも読んで「ほんほん、なるほど〜」とその場では理解したつもりになるんですが、いざ実践して身につけるとなると、これが中々上手くいかない。

そもそもの話。
私はメモを取るのが下手だ。
その上、改めてノートを見直してまとめる…というのも下手だ。
思い返してみれば、学生の時から勉強ノートを取るのが苦手で、最終的に教師が言ったことは全部教科書に書き込んでいた女だ。ノート提出がめちゃくちゃ嫌だった。

大事な事なので、もう一度言おう。
私はメモを取るのが下手くそである。

そして、なんと恥ずかしいことに、これを自覚したのが本当につい最近なのである。


メモが取れない人のあるある

まずはじめに、メモが取れない人ってどうゆう人だろう?
そもそも教わったり打ち合わせするような場で、筆記用具も記録ツールも出さない人は論外としよう。多分そんな人は、聞いただけで全部覚えられる天才か、懐に隠しカメラかボイレコ仕込んでる裏稼業か、そもそも覚える気が無い人の極振りになると思うので。

必要な時は筆記用具も携帯しているし、その場でメモを取る癖もつけている。
だけど、こんな現象に心当たりはないだろうか?

・その場ではメモを取っているはずなのに、そのメモが意味を成していない。
・疑問点や間違った内容がそのまま残っている。
・見返すと走り書きや曖昧な言葉が並んでるだけで、何が重要だったか思い出せない。
・カテゴリも用途も全部混ざっていて混沌としている。
・時間が経った頃に思い返したくても「いつ」「どこで」「何に」書いたか思い出せないので結局紛失したことになる。

「後から見直して理解出来ないメモはメモじゃない。それは「メモを取っている」と言う良い子ちゃんパフォーマンスをしているだけだ」
なんて耳が痛いお叱りを上司から受けて、ようやく自分のメモ能力のなさを自覚したのです。


問題点を洗ってみる

画像が特に酷い時のメモノートです。

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もはや自分でも何が書いてあるか分からない。
あえて問題点をあげるならこんな感じでしょうか。

- その場で殴り書いているので、罫線は無視。方向も案件内容もバラバラ。
- 電話メモのような走り書きもある。
- 計算メモもここでしている。
- 消しゴムを使ってる暇も惜しんで、ペンでグチャっと塗り潰しているのが汚い。

まぁ…言い訳をするなら…これは特に忙しい時期にノートをホワイトボード代わりにしていた時期でもありますね…。
記憶が新しいうちにまとめ直せればよかったものの、そんな余裕も無く放置するという悪い例です。


対策1.ブギーボードを併用する

そもそも記録用のノートに、電話メモや計算メモを残すのは混乱するだけだと思うので、聞き取りメモは裏紙やすぐ捨てられるメモに書くのが良いでしょう。
とは言え、ペーパーレスの時代に不要な紙やらメモ帳を別途用意するのもなんだかなぁ……と考えたので、最近はブギーボードを使ってます。あるいはノートサイズのホワイトボードなら、100均でも手に入ります。
その場で描いて消す程度なら、安価な電子メモパットで十分です。
あと、形に残らないのでセキュリティ面から見ても処理が楽なのも良し。

あとブギーボードを導入しての利点に、自分用カンペとしても活用しています。
私はとにかく喋るのが下手で、発言直前に頭が真っ白になって言葉が出てこなく事が多々あるのです。
通話前や通話中に話す内容をボードに書き出しておくと会話がスムーズに出来たりして楽になりました。


対策2.ノートの中にルールを作る

- 項目は右ページから始まるようにする。
- 見出しに「日付、案件名」を入れる
- 黒ペン+1色にする
- 作業済みは赤ペンで斜線を引く
- インデックスをつける

今のところのルール付けは大体こんな感じでしょうか。
ノートまとめの上手なルール決めとかは、ノート術関係の本や、バレットジャーナルの実践動画とかを参考にしてます。
個人的にはこの本がとても参考になったのでオススメ。

めちゃくちゃ沢山の事例があって、どれもこれも「みんな上手いなぁ…」と思いつつも、最終的に自分にあった使い方を試行錯誤しています。


対策3.目的は明確にする

ノートの使い方も人それぞれ。
勉強用、議事録、企画提案のための思考整理、todoリスト、あるいはインプットした記録や日記代わりに。暇つぶしに書いたって良い。
私も書き物や文具を使うのは好きなので、ネタ帳から読書ノート、旅行記録etc…趣味で作ったノートなんかも沢山あります。

ただ問題なのは、そのノートをどう使うべきか。
後々見直す必要があるのか、目的が達成したら不要になるのか。
昔は用途ごとにノートを作るということもやってましたが、1冊埋まらないまま何年も放置するノートが大量に積み重なったので、辞めました。
また、自分にはほぼ日記とか日付で区切られた手帳も苦手だと自覚しています(一度書き出すと何ページも書く人あれば、1ヶ月なにも書かない……といったムラがすごいので)

ノートを使いこなすって自分自身を見直す作業でもあるんだなぁ…。


試行錯誤の真っ最中

そんな訳で、今使ってるノートはこんな感じ。

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このノートには、noteに書きたい内容と二次創作のネタ、あと後々やりたい事の思いつきなんかが書かれています。
インデックス代わりに色別のシールを右フチに貼ってます(これは改善の余地あり)


いずれは自分も人様に見せても恥ずかしくないノートやメモが出来て、ちゃんと仕事に活かせるように日々精進ですね。はい。

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