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1分で変わる運命 2020 J1 13th Sec

まいど! お馴染みの中2日だよこんちくしょ!

J1第13節。チームは乗ってきて前節で3連勝。厳しいけど突っ走ろう。


スタメン

プレータイムが連続して長かったサントスを休ませる。ローテーションする中でも、ベンチを含めだんだんと陣容が固まってきた雰囲気のあるメンバー。久々に水沼の名前も。


”攻撃的”守備

アウェイで笛が吹かれ試合開始。”エリキテル” の二人と大然の、それぞれ走りの速度を武器とするユニットはハイプレスのタスクにはうってつけ。だがイメージどおりの機能性が表現されるか。中盤との相互作用も同様に必要となってくる。

果たしてそれは期待以上のものとなってピッチに現れた。相手に襲いかかる獰猛なプレス。二度追い、プレスバックも辞さず、また中盤から後方も出足が早く、相手に考える暇を与えない。素晴らしい…!

心配になるほど激しいプレスでペースを握り、ボックスに侵入する数々のチャンスを作り出していく。ところが、1730には何と先に失点してしまう。ほんの少しの隙、ミスだった。パギからサネへの、普段なら何でもないようなパスがずれて相手に奪われてしまう。

だがチームはこの後も変わらず攻撃的守備を繰り返し、支配的に試合を進めていく。2636には後列の混戦から脱出し中央を進むカウンターでマルコス。さらに3230には大然のボックス侵入から得たPKを同じくマルコスが決め、逆転に成功する。

前半に複数得点、そしてリードする。ここまでは理想的と言えた。


目前まで来ていた勝利

5210には相手GKからのリスタートをカットしてのカウンターで追加点、これにより3-1とする。

この後、相手の保持率は後半だけ見ると63%と上回られた(sofascore)。それでもカウンターをメインにサントスが絡むビッグチャンスがいくつかあった。だがそれらは全て得点に結び付かず、もう試合が終ろうかという時間帯のわずか1分間に、2点を失いドローとなり試合は終わった。


映像を後から見返してみると、ずいぶんと印象が変わった。

確かに、両チームの交代によってプレッシングの構図は変わったのだろう。アプローチの速度、連動性と連続性、これらがそれぞれ少しづつ足りなくなって簡単にサイド展開を許すことになった。

ただ、2点のリードがあった85分前後の試合運びを見るに、決して急いでいたわけでもない。むしろ余裕を持って保持し、試合を殺しにかかっているようにも見える。

ハードな即時奪回プレスをきっかけにしたサイクルを回し保持率を上げる。後半はこれができなかったが、ではその代わりにどうするかというとマイボールとなった以降の保持のフェイズで簡単に相手にボールを渡さないこと。それによってペースを引き戻す。攻撃のスピードアップは、より状況を見極めながら…

そんな意識が少し見えたこと、この点は良かったのではないだろうか。


2失点めは相手の左サイドへの展開がゆっくりだったことで油断し、最後のスピードアップに対応できなかった。疎の配置になってしまった。

3失点めはトランジションで予期しない要素があり、前線がロングボールに反応したため相手陣内中央にスペースが空いたことに対応できず裏へ出された。裏返り方が速すぎた。

これらは戦術がもつ “もともとの” リスクの出現と言っていいと思う。


ならば、勝点を失った原因はこれまた「コンセプトどおり」決定機で追加点が取れなかったこと、ということになる。それも悔しいが 笑

サッカーというもの、2点(差)も取ればほぼ勝てるスポーツなのだが…と、またも無い物ねだりの思考がぐるぐると渦巻いてしまう。


ということでこんな考えに戻る。まぁ仕方ない! 次いこう。次!



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