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#11育児日記 夜泣きとおっぱい

息子は1歳を過ぎて、おっぱいへの執着が
増したなと感じていた。

一緒にお風呂に入ると、
身体を洗って泡がついていても
かまわず吸い付いてくる。

夜泣きも増えて、2、3時間毎の授乳は毎日だった。

「おっぱいが離せない子で」
私は人に息子の話をするとき
そう言っていた。

ぐずると「はいはい、おっぱいね」と 
言っていた。


12月、息子がプール熱発症。
登園停止になった。
1週間出歩けなかった。 

ぐずる息子に
とうとうキレてしまった。
「いい加減にしろよ」
「1歳超えたんだからもうおっぱいはいらないんだよ」
「ごはんも食べてるじゃん」
「いつも一緒に寝てるじゃん」
「何が不満なの」
「なんでそんなに泣くの」
「ママをそんなに苦しめたいの?」

私が理不尽に怒っても
息子はおっぱいを欲しがった。
1時間くらい吸い付かれるので
乳首がずっと痛かった。
私のエネルギーも吸い取られている気がした。
息子と目が合うのが怖かった。

睡眠不足の日々のまま、
息子が登園可能になり私も出勤した。
でも働いて半日で私も発熱。
プール熱だった。

高熱が続いた。
39.1℃、38.9℃、39.7℃、39.4℃…
頭が割れそうに痛い。涙が止まらず目は出血しているように赤く充血。崖から落ちたのかと思うほど、身体が痛い。
何も出来なかった。
稼げない、保育園の送迎もできない、
食事もつくれない。

でも時間だけは山ほどあったので
ぼちぼちと夜泣きのことを調べた。

巷で流行っているネントレ
胡散臭いしルーティンとか最も私が苦手とすることだから無理だなと思ったけれど
3つ、参考にすることがあった。

1つ目は、子供の夜泣きをよく観察すること。
2つ目は、子供が機嫌よく過ごせる時間に合わせて睡眠時間を設定すること。
(1歳3ヶ月だと、4〜6時間機嫌よく過ごせるらしい。)
3つ目は、子供にちゃんと話をすること。


実践1。
怒る元気もない私は、
とりあえず息子をよく観察し始めた。

いままで夜泣きと思っていたものも、
目を閉じたまま
少し大きい寝言のような泣き方をしていることに気付き、 
それは刺激をしなければまた眠ってくれることがわかった。

手を繋いでほしい、腕を組みたい
おっぱいは飲まなくていいけど、胸元やおなかなどに手を当てていたい
そんな感じで、触れ合うことであっさり深い眠りに入ることもあった。

おさまらない夜泣きには
オムツを替えてほしい 
(真夜中にウンチが出ていたことも)
一旦明るい部屋に行って落ち着きたい
そんなこともあったみたいで
その欲求を満たせばあっさり再入眠した。

パパの陣地に侵入して腕枕で眠っていたこともあった。 


あれ、おっぱいはいらないの?
今までおっぱいだと思ってあげていたのは思い込みだった?
という驚きの結果。

おっぱいのことは「ぺーぺー」と言葉で教えてくれるようになっているので、そう言ったときだけでいいらしい。
いい感じの日は、なんと夜泣きが1回へ激減。あの、夜泣きパレードはなんだったんだろう?


実践2。
以前は家事を全部終わらせてから一緒に寝ていたけれど、その頃は寝ぐずりMAXで
1時間以上入眠に時間がかかっていた。
保育園でお昼寝を何時までしていたか確認して、大体ご機嫌の燃料がきれる時間を予想。
息子が晩ごはんを食べて目をこすり始めて眠気のサインを出したときに
すぐに布団へGO。
すると10分で眠るときもあって驚いた。
23時就寝になることもあったけれど
20時〜21時就寝ができるように!!
しかも、朝すっきり起きられるようになった!
睡眠は大事なんだな、と息子から学んだ。
同時に私も、睡眠不足がかなり改善された。

実践3。
私は、子守唄も絵本も読まず
おっぱいを含ませてスマホをいじる母親で
まだ分からないだろうと思っていたし
説明しても意味がないと思っていた。

小さくても人間だということを
忙しい日々の中ですっかり忘れてしまっていたと思う。

生まれて1歳3ヶ月。母になって1歳3ヶ月。

私達は親子だけど、月日で言えば同級生。
同士みたいなものなのに、
いつの間にか私は彼のことをなんでも分かっている気になってたよ。

彼のことは彼にしか分からない。
夫も、親も、みんなそうだ。
人には人の、理由や事情や信念があるものだ。

また1つ、母親として成長したかしら?






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