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FINAL FANTASY X vol.4 キャラクター星座予想〜リュック編〜禁断の機械でカルマに立ち向かうロジック少女

前回はユウナ編でお送りしたキャラクター星座予想、今回はアルベド族の少女『リュック』をお送りします。

リュックはスピラという世界から孤立した一族、機械を使うアルベド族の少女です。スピラは『エボンの教え』から機械を扱うことを禁じていますが、アルベド族は機械を使っています。魔法などというものは使っておらず、移動手段は船や飛空艇と言った機械を使っています。

リュックはユウナの幼馴染でもあります。ストーリーの中で『召喚師が誘拐される事件』という不穏な噂の真相は、召喚師を犠牲にしないシンの打倒を目的とするアルベド族の仕業でした。やり方が少々乱雑ではありますが、誘拐という形をとり、召喚師たちを必死に守ったのがアルベド族です。

そんなアルベド族の族長の娘、リュックの性格からまずあげていきます。
前回同様、ストーリーの中から得られる情報や考察からの分析です。

リュックの性格の特徴

・快活
・現実重視
・ポジティブ
・博愛的
・純粋
・優しい
・アルベド訛りの喋り方
・個性的
・自分の意思と世間体を分離したマインド
・トリッキーさがスパイスの不思議ちゃん

というような特徴が上げられます。

次にリュックを象徴するものを次に上げていきます。

・機械や兵器を使う
・アルベド語と標準語の使い分け
・兵器を組み合わせた技
・人種差別を受ける
・魔術は使わない
・漂う年齢不詳感
・ボーイッシュな女性キャラクター

です。

これらを踏まえて、リュックは私の推測だと『水瓶座』じゃないかなと考えています。

リュックはエボンの教えに背いた機械を使って犠牲の出ない、誰も損をしないやり方でシンを倒そうとします。

なぜ誰も犠牲にならないやり方をエボンの教えに背いてまでやる必要があったのか、それはリュックがユウナの『従兄弟』にあたるからです。

リュックはユウナを守れればいいって考えだけでは留まらず、スピラの人が皆犠牲にならない、召喚師も犠牲にならないよう、機械を使ってシンを打倒しようとしました。リュックが望んだのは皆が平等な安心感と生活を得られることでした。人種も考え方も関係なく、人々がただ『平等』に幸せに暮らせることを祈っていたのです。

『平等、自由、尊重』は水瓶座のキーワードとしては外せないキーワードです。

リュックは『犠牲を出さない』ことに非常に強く拘っていました。この拘りを持ち続けるのは、エボンの教えを全て否定する拘りになるのです。エボンの教えは召喚師が究極召喚を果たしてシンが倒せると言う手法だったので、犠牲を出さないとなると召喚師の究極召喚を否定する形になります。

世間の意向と自分の意思を分離するのは非常に水瓶座的な性格だなという分析ができます。

そしてリュックにはもう一つ、機械でシンを倒さなければならなかった理由がまだあると考えられます。

これはもしリュックの立場だったらどうだろうと、リュックの背景を考えた時に出た憶測です。執筆主が太陽、水星、土星が水瓶座のステリウム持ちなので想像すれば水瓶座的な見解で考えることが自然現象になっているので。

テクノロジーがタブー化されている世界の中で機械でシンを打倒すれば機械は人々に認められます。そうすれば機械を使うアルベド族は認められます。

そして従兄弟にあたるユウナの背負った犠牲という使命も背負わせなくて良くなります。

シンは機械で倒せると世界に知ってもらうことで、大きな世界平和の為の革命を起こせると考えていたのかもしれません。リュックの見る世界平和というのはただ穏やかな世界ではなく、アルベド族とスピラの世界の人たちの和解と調和がリュックにとっての世界平和です。

リュックは旅の中で『アルベド族』と言うだけで差別を受けてしまいます。

祈り子へのお祈りで召喚獣を獲得していく過程で、試練の間という場所から祈り子の部屋までは召喚師のガードが付き添っていきます。
しかし、寺院の試練の間に入ろうとすると、リュックだけは立ち入りを一旦拒まれます。でも『ガードに人種は関係ない』と、アーロンが見張りに伝えて入れるようにしてくれます。

リュックは緑色の目なので、アルベド族と直ぐにバレてしまうのです。リュック自身こんなに差別を受けているのに、リュック本人は誰かを差別するような見方は絶対にしません。それはリュックの中の『やり方は違うけど、シンを倒したいと言う気持ちは同じ。』と言う尊重の中に分離が入った考えがありました。

尊重しているけど分離しているこの感覚は水瓶座によく見られる傾向です。

リュックは作品の中でもかなり独特なキャラクターをしていると思います。この独特で他にない『個性』が尖ったように強いのも水瓶座的です。そして女子なのにとても怖いもの知らずで、正義感が強い、隠れ男前なところは性別の垣根を越えてるマインドにも感じます。これが風の中性性でもあります。

人間は何に対してもラベリングしたがります。何か枠組みで見ることで、同族と言う共通点を良くも悪くも生み出し、ラベリングされた人を信頼します。

何にも属していない、ラベリングされていない人を見ると人は少し警戒心を持ちます。しかも中々理解も出来ずに。

でも水瓶座はラベリングから外して人を見ようとします。何かに属しているこの人はセットにならず、あなたそのものがオンリーワンで別物と、一人一人みんな違うと言うことを重きに置きます。

水瓶座の尊重は相手に対して向けられますが、同時に自分に対しても求めます。

『私もあなたを尊重するので、あなたも私を尊重してください。』

ってやつです。尊重のギブアンドテイクは水瓶座的な視点の『権利の主張』に値します。自分ばかり尊重してばかりで相手から尊重されないと、権利を害されたと感じ怒りに変わるのが特徴的です。

私も博愛、あなたも博愛が漠然と頭にあるってことなのだと思います。

リュックの水瓶座的特徴について最後どうしても記したい外せない部分があります。

それはリュックは『未来を生きる』ことに重きを置いています。エボンの教えは時代遅れであり、このエボンの教えを繰り返しても世界は何も変わらないと作中でそのように言っているシーンがあります。

リュックはエボンの教えを真っ向から否定をしていませんが、リュックがエボンの教えを嫌うのは、平等や権利が守られない無駄なしきたりだと感じているから、未来を生きるためにはやり方からと根本から変えなきゃいけないと感じているからです。

リュックは未来を考えて生きるようなマインドをしているように感じます。過去を重んじることも必要だけど、過去から学んだからこそ変えれる未来があるとリュックは信じていました。

この未来思考は地上から離れようとする水瓶座の反骨心であり、過去を尊重するからこその革命思考とも考えられます。

リュックは過去の全てを否定する形ではなく、過去があったからこそ変えられるものが見つかったというマインドであることは間違いないと思われます。

リュックは未来をより良く生きるためにテクノロジーや文明発達が必要であり、既存が本当に必要かをしっかり見極めるのが大切と悟っているのでしょう。そうでないと、機械を使う選択もしてないでしょう。もしリュックが未来思考じゃなかったら、自分の意思を大切にするリュックなのでとっくの前からアルベド族を出ていっているでしょう。

アルベド族のリュックの家族が敵対するシーンがあります。その時にリュックは自分の意思を正直に伝えました。『ユウナのガードになることになったから』と。

自分の家族や自分を育てた一族よりも、リュックは自分の意思を選んでいます。

この辺りも非常に水瓶座の傾向だと考えられますね。

では水瓶座のデメリットさをリュックの作中から見ていきます。

リュックは良くも悪くも自分の意思に忠実なので、人から見ればとんでもない裏切りをしているようにも見えます。(アルベド族を出てユウナのガードになったことも)

他人の意思より自分の意思なので、どんなに恩を感じていようと、自分が納得しなければ非常にクールで冷たいやり方です。そして平気で家族と戦います。

自分の意思>人への恩と考えると超淡白で薄情な気もします。

恩と意思が完全に分離しているので、これが理解されにくいマインドです。

もう一つは、子供っぽく見えることです。

私の持論ですが、水瓶座のワガママって屁理屈な子供っぽいワガママだなと感じます。自分の理屈とこだわりを人に押し通す。だから逆に人に押し通された時は納得が行けば受け入れる、と言う感じです。

リュックは雷が超苦手で、作中の雷平原ではリュックのワガママで休憩を取ることになります。雷平原を越えれば老師がいる重要ポイントのシーモア老師がいるのにも関わらず、、、。

リュックの見た目も年齢不詳感がすごいあって見た目と中身のギャップがとても強く見えます。それは良い意味での理屈がワガママや意思を押し通す形になりすぎると『屁理屈』になり、子供っぽく見えるという振り幅が広いからこそ、ギャップが激しく感じます。

これが掴み所のないフシギちゃんキャラにも繋がっていると考えると、良いところ悪いところ含めて魅了的なキャラクターに感じます。

今回の星座予想はリュックでした。




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