2021.11.06

書きかけて寝落ちしていた文章を今更投稿してみた。

手紙の返信を書いた、日々に追われていた中でどうしてもその書き出しを記すことができなかった。

思考を止めてこなさないと耐えようがないと身体の内側が叫んでいるようで毎日がこなすという言葉にぴったりの日々が続いている。出来上がりがまだ程遠い、進展しない日々に苛立つ。だからと言ってこれ以上の変化を採算の取れないことをしたくないと望んで動けない雁字搦めの毎日に負け続けていく感覚で、最近ふと最早自分はミュージシャンではないのではないかと思うようになった。

音楽でぶつかって、音楽にやられて。それが自分の前半戦だった。だからミュージシャンと名乗れた。今はただ程のいいフリーターなんだと思う。

生み出していく為の体験や言葉は目の前にある、どこかわかったように思えたりする時もある。自分は別に褒められるほどの人間ではないのに極たまに必要とされるからそこに縋っている、今作れないのはそれに尽きるのだと思う。

今尚大きく身体の造りを変えている自分がで ちっとも安定しない馬鹿な頭が無理矢理抑え込もうとしてるのかな。真理みたいなものに辿り着きたくてしかたなかったのにその真理に近づいていると確信はしているものの自分が望む形をしていないのではないかとだいぶハッキリと見えてきたように思える。

わかりたくはなかったが、今のままは一生売れない。

そういう事、認めたくなかったんだと思う。その事実を変えたかったはずなのに一番自分がどうしてそうなのか言えてしまうくらいには自分で納得している。悲観的にではなく、認めてしまえたら楽なもんだ。


そうなると、漠然とあった目標がパッと消えてしまって。何処にもいけなくなった。

何者かでありたいが為に音楽をしている今を恥じた。それが一番気に喰わないから尚更自分がそうなんだと知って何処にもいけなくなった。

「何者かでありたいが為に音楽をしている」のなにが気に喰わないからって音楽で勝負していない人間が使う言葉だからだ。そうならない為に動いた1年まさか思いもよらぬ状況に立たされていた。

裸の自分はこうも醜い、卑しい、蔑むのはとても簡単なことだけれど受け入れることは何倍も難しかった。心の何処か自分自身にそんなことないよと言っていたと心当たりがある。

だから、何倍も難しいことをしているから此処で立ち止まっているんだと無理矢理結論に結びつけた。そうでもしないと辞めてしまいそうになるから。

本当に随分と遠回り、でも振り返った時にクソのまんまなんてことは絶対に嫌だ。先人達が幾千もぶち当たって越えたり破れたりをしたこの壁を自分は必ず越えるために今は虎視眈々と、自問しながら生きるほかない。ただこんなにボコボコな日々とは見解が甘かった。

加えて、小さな言葉が最近積もり積もってちゃんとダメージを抱えているんだと知った。平気なふりしたり、自分じゃわからないことだからとそれを受け止めたり。

でもその分言えないことのほうが多かったり、それはこうでと説明のしようがなかったり。話の結論としては先の為だから黙って見とけということなんだけどこの社会の中でそんな端的な言葉も言えず。

小さな降り積りは、まったく知らない人となら積もらない。その場で解消できるから。積もる時は自分のことを知ってくれてると思えている人からの言葉だ。流れてくる言葉を止めたい、耳を塞ぎたい。うまく話せない。

それが人と合わなくなった理由になった。

色々なことが重なって家からでない日が何週間も続いている、snsも更新できる気力がなくてただぼーっと、眺めていた。

それが27歳最後の感想で、まさかこれを28歳に持ち越すとは思ってもいなかった。

誰かを変えようなんて烏滸がましいから、自分を変えていかなければ悲しいくらい状況は変わらない。

話は戻るけど、状況の変化を一抹の希望を願うように突然真夜中に手紙の返信を書きはじめた。

優しい言葉を綴ったわけでもなく、甘い言葉を記したつもりもない。

でも今自分がもっているなにかしを詰め込める分詰め込んで返信を書いた。

そして筆を置いた、言葉を書いたら少しだけ隙間から差しこんできたように思えた、光が。まだ状況は変わる気配はない、まだ道の途中。そんな27歳の終わりと28歳のはじまり。


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