見出し画像

今日、「クラシック音楽館」を観て知った事あれこれ

今、観ている最中のN響定期公演シリーズ。

世界的オルガン奏者のオリヴィエ・ラトリー氏が、プーランクの「オルガン協奏曲」を披露。東京芸術劇場の近未来的なパイプオルガンでの、素晴らしい演奏でした。特に、アンコールで演奏したゴシック組曲のトッカータが最高。マジ神!

ラトリーさんは、焼失したノートルダム寺院の正パイプオルガン奏者で、再建のためのチャリティーにも尽力されています。
こちらは、サン=サーンスの「死の舞踏」をパイプオルガンで演奏した動画です。


ここで突然ですが、ラトリーさんの演奏を見ていた中で、気になった事あれこれを取り上げてみます。


疑問 その①

パイプオルガン奏者は指揮者を背にして演奏しているけど、どうやってコンタクトを取っているのだろう?

答え

ラトリー氏は、左側の鏡を見ながら演奏していました。
右側にはモニターと思われる設備もあり、そちらも使用出来ると思うのですが、鏡の方を見て合図も送っていました。かなり小さな鏡でしたが、互いに理解できるようです。

因みにオルガニストの長井さんによると、鏡の中でも分かるような指揮を振れる人が、良い指揮者なのだそうです。


疑問 その②

オルガン奏者の体幹はスゴい?

答え

たぶんスゴい。ラトリー氏は演奏が終わると、長い椅子の上をサーッとスライドし、半回転してシュタッと床に着地する。まるで体操選手のように、とっても身軽でカッコいいのだ。

いや、そんな感覚的なものでなくて、科学的にもオルガン奏者の消費エネルギーが高い事は証明されている。

(体重1kg当たりの)演奏1分間の消費カロリーは、ドラム(座位)の0.067に次いでオルガン(足ふみ型)の0.054は2番目に高かった
オルガン奏者は、ほとんど足を床に着けていない。常に足を動かしながら、上半身を安定させて上腕も絶えず動かさなくてはならないのだ。バランスボールに乗りながらピアノを弾くことを思えば、その大変さは想像に難くない。

また、昔のオルガンは鍵盤やペダルが重かったようで、拳で叩いていたんだとか…。


疑問 その③

オルガン奏者の靴は専用品?
ラトリーさんの履いていた靴は大きく、ピカピカした特殊な素材のように見えた。足の甲の部分が盛り上がっているようにも見えたのだが、やはり専用品なのだろうか?

答え

オルガンシューズという靴があるのだそうです。
ラトリーさんの靴は専門家に作ってもらっていると思いますが、普通にAmazonで売っています。

それなりにお高いけど、外見上は普通の靴っぽい。

でも、色々なこだわりで出来ているそうです。

ペダル奏法に適した底革、おしゃれなデザインなど、好評です。
ソール:ソール(本底)とヒールの表面素材は、ペダル演奏がスムーズで適度な滑り感を実現。
ヒール:かかとの高さについては多くのオルガニストの専門家の意見を検証しました。
靴の大きさ:靴幅はやや広く、若い方から年配の方までOK。甲高の方にも適しています。
アッパー:着脱がスムーズなスナップ式ベルトを採用(女性物のみ)。足をしっかり包むようにベルト位置にこだわりました。スナップベルトは長さを調節できます。
つま先がつぶれにくい一方、側面は使い込むにつれ柔らかくなる革です。


いろいろと見ていたら、銀座ヨシノヤでオルガンシューズ売っていた。

とってもかわいい。
36300円は高いけど…ストラップがあって、ヒールが低くて安定していて、革が柔らかい。こんな靴を探していたんだ。


今日一日の最後に、こんな発見を提供してくれて…

ありがとう!ラトリーさん。
ありがとう!Eテレ・クラシック音楽館。


オタク気質の長文を最後まで読んでいただきありがとうございます。 またお越しいただけたら幸いです。