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地形ヲタ、中世の城址にハマる

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高い所や凸凹地形が好きなので、(戦国武将には興味がないけど)山城を見つけたらとりあえず登ります。
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#地形

小机城址② 鶴見川遺跡紀行(5)

小机城と狼煙のネットワーク? 前回の続き 小机城の重要性長尾景春の乱から数十年後、北条氏勢力下に入った小机城は改修され、現在の形になったそうです。北条氏綱(2代目)は、その城主に重臣の笠原信為を配置。その後、小机城の重要性が高まったのか、北条氏が城主として入城し、笠原氏は城代として南武蔵一帯の防衛を担います。 まずは、小机城の重要性をまとめました。 将棋で例えるなら、前線の歩が取られないように1段下で支えている金や銀の働きに近いイメージか。 狼煙の中継点小机城は、北

小机城址① 鶴見川遺跡紀行(5)

中世の堅城・小机城と太田道灌の戦い 前回からの続き。 シリーズ全体は、こちらから ↓ 鶴見川中流域2さて、大倉山を後にして鶴見川を遡ると… 新羽ポンプ場から港北水再生センターへ伸びる汚水圧送管橋。その奥ににプリンスホテルが見えてきました。 堤防遊歩道を進むと…ん?川が急カーブ!? 地理院地図で見るとこの通り。牢尻台付近も直角カーブだったけど、ここはもっと屈曲してる! カーブの頂点で鳥山川(左)が鶴見川に合流。さらにその先で大熊川が合流しているので、この地域は豪雨