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コロナ禍で海外仕入れストップ!?3年ぶりの大規模入荷で賑わうアンティークショップHYGGE(ヒュッゲ)

第1回目となる今回は、宮城県仙台市にあるアンティークショップ。
HYGGE(ヒュッゲ)さんを取材させていただきました。

私たちが生まれる前から使用されてきた家具や道具たち。
その魅力に気づいていただけると嬉しいです。

日常空間に暖かさや心地よさを

西公園通りから少し路地に入ったところに佇むおしゃれな外観。
そこに今回取材するアンティークショップがある。


店の名前は、デンマーク語で「暖かさや心地よさ」を意味する「HYGGE(ヒュッゲ)」。


「ヨーロッパの人々は古い家具や雑貨達をとても大切にする文化がある。その姿勢や文化を日本でのライフスタイルに落とし込めたらなと思っています」とHYGGEの代表である沼倉さんは語る。
お店にあるアンティークは主にフランスやイギリスなどのヨーロッパの物が多い。
ただ、ヨーロッパの物に固執しているわけではない。
最近ではアフリカなどのアンティークも取り揃える。
「国やデザインに捉われず自分の好きなものを選んでいます」

店内を見渡すと、1900年代初頭から1970年代までに使われていたアンティークが立ち並ぶ。
そのどれもが美しく温もりのあるものばかりだ。


角が取れ風合いも増しどこかおばあちゃんのような優しい雰囲気を醸し出している。
それらは自分達よりも遥か長く時を過ごし、たくさんの愛情をもらいながら大切にされてきた物だからだ。
それを現代の私たちが引き継ぎさらに愛情を注ぐことで沼倉さんが目指す物を大切にする文化が日本にもより浸透するのではないかと感じた。

アンティークをより身近に

「1日に来店するのはだいたい3〜5組ですね」と苦笑いする。
1日の売り上げが0円なんてこともザラにあるそうだ。
お客さんの層は一般のお客さんは少なくカフェや美容室等のオーナーやデザイナーが多い。

「仙台市にアンティークショップがあるのを最近まで知らなかった」と来店していたお客さんは話す。
確かに私自身も、仙台市にアンティークショップがあるのを最近まで知らなかった。
「でも気づけてよかった」
私も共感した。
歴史などで学んできた時代の物が今目の前にある。こんなに、ロマンを感じる体験はそうないだろう。
”つむぐ”という活動はこれをみなさんと共有するためにあるんだと改めて感じることができた。
アンティークというのは、一般のお客さんには少しハードルが高い分野かもしれない。
ただ勇気を振り絞って店内に入れば、独特の世界観とアンティークがあなたを向かい入れてくれるだろう。

流行との闘い

みなさんご存知の通り、2019年12月ごろから世界を揺るがすコロナウイルスの流行が拡大した。
このパンデミックと言われる現象は瞬く間に国民、世界の人々の生活を苦しめることになった。
もちろんアンティークショップも例外ではない。
水際対策が強化され、海外への買付が制限されてしまった。
それはヨーロッパのアンティークを扱う同店にとって大きすぎる痛手だった。
毎年行っていた大規模な入荷は3年間行われることはなく、かつての賑わいもなくなっていた。

3年ぶりの大規模入荷後の店内の様子。
店内がアンティークで溢れかえっている。


流行から3年が経過した今、制限は徐々に緩和され先月実に3年ぶりとなる大規模な入荷があった。
私もその入荷作業にお手伝いさせていただいたが、コンテナいっぱいに詰まっているアンティークを嬉しそうに眺める沼倉さんの顔が印象的だった。

おわりに

今回が第1回となった、"つむぐ"の活動。
いかがだったでしょうか。

私自身取材や記事の執筆は初めてで皆さんにうまく伝えられることができたか、不安ですがとても素晴らしい体験をすることができました。

取材対応させていただいた、沼倉さんはじめカメラマンなど色々な方々にご協力いただきました。
ありがとうございます。

これからも"つむぐ"を通して多くの方々と関わり宮城の魅力を発信できるように精進していきたいと思います。

"つむぐ"の活動についてご意見やご要望などございましたら、お気軽にご連絡ください。

これからもよろしくお願いいたします。

店舗紹介

HYGGE
address    宮城県仙台市青葉区支倉町2-5第二支倉SOCO
tel     022-215-6380
営業日   火曜日・水曜日
営業時間  12:00〜18:00
instagram https://www.instagram.com/hyggesendai/


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