気持ちよく動かせる、それだけでそのゲームは貴重 Tinykinを遊んで

 Tinykinというゲームをやってました。小さいキャラで縦横無尽に部屋を駆け巡り、謎の生物タイニーキンを物に投げて道を切り開き、目標をこなすゲームです。

 本当に面白いゲームでした。3Dマリオ、ピクミン、ちびロボなどへのリスペクトがたんまり。自分はドンピシャそれらで育った世代で、やってる間はホントに無邪気になれました。

 すごいなと思ったのはストレスが一切ないこと。移動やアクションのどれもかゆいところに手が届く。戦闘はなし、移動や開拓だけ。でもすごく面白い。サブ目標込みで7-9時間で終わるけども中身の満足度は高いです。まさに動かしてるだけで楽しいというやつ。

(翻訳だけもう少しどうにかしてほしいけど。それとも元からなのかな?)

 そう感じると、人間は本能的に、思い通りに物を動かすというのが面白い!と刻まれているんじゃないか…と思うんですよね。

 ミニカーや人形などを動かすアソビを、先進国在住の子供なら、大抵は経験して育つはず。そうでなくても生きてりゃ何らかの物を動かすという事象は避けられない。その際「おっ思い通りに動かせたぞ!」という達成感を味わうこともあるはずです。

 でも物を思い通りに動かすこと自体、じつは結構ハードルが高い。人間は自分の手足ですらもつれるんだから、そりゃ思い通りにいかないことのほうが多いですからね。不器用という言葉もあるわけです。

 だからこそTinykinのような、誰にでも思い通りに動かせる喜びを、思い出させてくれるゲームに出会えるのは、嬉しい事なはず。

 TinykinはPCとコンシューマー全機種で発売中。1時間くらいできる体験版もあります。

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