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大抵の心理系のタイトルで『見抜く』とあるが、見抜くというよりも、知るだけで効果はある📕

諸先輩方が書いてくださった本そのものを手に取った人は、何かしらその分野に興味・反応・今の心境が表れているところだと思う。

が、元来、心理系の本を手にする方は

■A■内向的で自分を変えたい

■B■今置かれている状況を変えたい

の2タイプに分かれる。どちらも、今の状況を”変えたい”という部分では共通だ。

尊敬するメンタリストの方々はあらゆるテクニックを駆使しながら、あたかも相手をコントロールしているかのように映るかもしれない。           が、実際はそうではない。厳密に言えばだ。

”人間”という生き物として考えると実によくわかる。それは無意識レベルの行動が深層心理を表すというのはよく言ったもので、例えば”まばたき”。       平均的な”まばたき”は3秒に1回、1分間で20回程度とされている。しかし、緊張や、不安を感じた時は、脳内でドーパミン(神経伝達物質)が活性化するため、回数が多くなる。つまり、相手の”まばたき”が多ければ、個人差はあるにしても

・不安になっている

・焦っている

と。”見立てる”ことができる。※好意があって緊張している場合もある。

ここが”ミソ”だ。

カウンセラーやメンタル関連の職種の多くは、”断定”しているというよりも、”見立てて”会話をしていることが多い。これはその事実を”知っている”為、”見抜かれている”ように相手は感じているのだ。こういう事は他にも多数あるが、どちらかと言えば、人見知り・内気・仕事や恋愛に困っているような方に、知ってもらえれば、心理学という仰々しい言葉ではなく、もっとスムーズな人間関係が築いて行けるのではと思う。

少なくとも、このジャンルを学んでいる方は、『誰かの役に立ちたい』『困っている人の力になりたい』と、心のどこかで思ったのがきっかけでスタートしているはずだ。みんなアプローチは違うが、概ね方向性は同じ方向を向いている。

日本ではカウンセリングのイメージがネガティブな印象が強いような感触がある。それは、カウンセリングが外国から入ってきた経緯がある為、なかなか日本社会に馴染まなかった事が要因では無いだろうか。

外国では、離婚前の夫婦がカウンセリングルームを利用すると聞いたことがあるが、日本ではあまり聞かない。メンタル的にカウンセリングルームを使うと周囲が『フィルター』をかけているんじゃ無いかと感じる自身がいると思う。が、よく考えてみると、友達に相談する、家族に相談する、夫婦で相談する、上司/同僚に相談する、などあるのではないだろうか。つまり、本当は誰かに”打ち明けたい”・”話を聞いてもらいたい”のである。ただそこに答えはない。無いというか、答えは自分でしか決めれないから、カウンセラーはよく勘違いをされる。

興味がある人は、一気に本を読むのもあるが、一つ一つを知りながら”行動”を変えることにフォーカスしてみるといいと思う。少なくとも、”変えたい”と気づいているから。


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