「エロイカより愛をこめて」1巻 青池保子
しばらくは2021年〜2022年にかけて少女まんが館を訪問した際に読んだ漫画の感想を書いていきます。
2022年6月に少女まんが館へ行ったときに読んだ漫画の感想!
🌷「エロイカより愛をこめて」1巻 青池保子
自分もついに「エロイカ」を読む日が来た…
書誌情報:青池保子「エロイカより愛をこめて」1巻(1978、プリンセス・コミックス、秋田書店)
収録作品:NO.1、NO.2、NO.3
実は2巻の感想の冒頭で1巻の感想をちょっとだけ書いたのですが、別でちゃんと記事をたてようと思って電子書籍で読み直してみました。おもしろかった!!
第1話、第2話ではテレパスで会話ができる3人組が登場します。3人がとても仲良しでかわいい。。。シュガーちゃんの髪型もかわいい…
読み返すまですっかり忘れてたけど、3人はペルーのインカ帝国史跡で超能力を手に入れたという設定だったのか~~ きっと日頃の行いがよかったのでしょうね…。(そんなお地蔵様的な扱いの発想をしてすみません)
シーザーもかわいい…
シーザーは伯爵が惚れ込む男の子です。
全編コメディなのですが、シーザーも伯爵のことを好きになってしまうその直前の場面では、シーザーと伯爵の艶っぽいシーンがあり、なかなかドキドキします。。ちなみに千回のキスの約束は第3話で1/1000回を済ましています。(これもしかして千回やるんですか?)
第2話は鉄のクラウスが登場して、3人組と共演するのでなんだか賑やかな感じです。
自分はまだ2巻までしか読んでいませんが、初登場時のエーベルバッハ少佐をみて こんなに気が短くていいのだろうか・・・ とハラハラしてしまいました。すぐ戦車使ったり…。
このセリフとか好きです↓
途中、少佐は催眠ガスさえも気合で克服できるのかなーと思いそうになる場面がありましたが、最終的にちゃんと催眠ガスが効いてたので よかった人間だった・・・と思いました。
あと好きなぶちギレ場面どこだったかなー…
あ、ここです↓
見開いた目のコマが好きです。カッ!
伯爵と追いかけっこしているうちに北海領域にまで辿り着いてしまって、少佐と伯爵とシーザーの3人きりになってしまう場面があるのですが、
最初はこの一連の場面が笑えてたのしかったんですけど、よくよく読み返すと少佐と伯爵が、まったく異なる性格や価値観である自分たちのことをお互いに認め合うようなやりとりをするんですよね… そんな感じのすごく良い場面でした。
そして少佐が歌ってる・・・ きゅんとしました。
自分はこんな歌しか知らない、といって軍歌みたいなものを歌います。でもそれはお父さんが昔から歌っていたもので、少佐の来し方(といっても設定知らないけど年齢は全然若いんですよねたぶん・・・・)を思わせるものなんですよね。じーん、、
伯爵も少佐も、何を美しいと思うかの趣味はだいぶ違うけれど、自分なりに美しいと思えるものを胸にいだいていて、それを尊ぶ純粋さは同じなんだな――と思えるんです。
かっこいい!!
…というか、読み返すまで忘れてたけど、少佐、伯爵に戦車盗まれたんだ。。。そりゃ宿敵になるわ。
でも! 戦車返せ!ってねちねち執着したり裏切りを根に持ったりするんじゃなくて感動したのが、
少佐が愛した美=戦車を、彼があそこまで言うのだからきっと素晴らしいものなのだ…と欲しくなってしまった伯爵と、
自分の所有していた絵画の良さをいままであまり気にしてこなかったけれど、美しいもの好きの伯爵があそこまで欲しがった絵画なのだからきっと良いものなのだろうな…と感慨深げにしている少佐が
それぞれ描かれていたところです!!
こうありたい。。。
素晴らしい第2話でした…。
そして電子版を読み返して気づいたけど、自分、少女まんが館では第2話までしか読んでなかったわ! 第3話初めて読んだ!
冒頭しばらくカラーなのですが、カラーページ見てみたいなあーー
また少佐、怒ってる・・・
今度は古代ギリシア人の服装にまで怒ってる・・・
そしてトラブルにエロイカが関わっていると知るや否や空軍を出動させようとするからすごいなーと思います。
第2話ですごい感動したけど、やっぱり伯爵の悪口ならいくらでもすらすらと出てくる少佐でした。そっかーー笑
あと↓これが好きです。
第3話にもシーザーがちょこっと出てきて、おもしろかったです。
ほんと娯楽大作の映画1本みたような気分になれる。
ハリウッドの人って「エロイカ」読んでないのかな?
これで溜まってた感想は全部記事にできたぞーーお疲れ様!😆
でも実は萩尾望都「百億の昼と千億の夜」も読んだんですが、、
これは感想書けなかったなーー(´・ω・`)すみません・・
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