【ネタバレ】『ドグラ・マグラ』を見ました

ドグラ・マグラ

言わずと知れた夢野久作の名作「ドグラ・マグラ」を原案にSFサスペンスにアレンジしたCGアニメ作品。
監督の前作『都市伝説物語ひきこ』も結構好きだったので、割と期待して見たんですが、思った以上に良かったです。

宇宙船ドグラマグラを舞台に、脳科学者正木教授の自殺の真相や、呉一郎青年は本当に殺人を犯したのか等、基本的には原作の出来事や要素を忠実に抜き出して入るものの、SFアレンジを加えながら上手くまとめていました。
刑事と思ったおっさんが実は内閣諜報部の工作員だった展開は、夢久作品でいえば人間レコードのようなスパイ作品的な要素を感じられたのも中々上手い狙いだったなと。

とかなんとか言ったけど、私も原作読んだのは学生時代で随分昔の話でぶっちゃけ内容はあんまり覚えてないのよね。映画見ながら「あぁー確かそうそうこんな話だったわ」って思い出す感じ。
これを機に読み直そうかとチラッと思いましたが、流石にまたチャカポコ読む元気はありませんでした。

相変わらずCGはゲーム画面みたいですけど、前作からは格段にレベルアップしてるのでそこまで気にならない、かも。
短くまとまっていますので夢キューファンは一度見てみては。
あとヒロイン役と主題歌を儀武ゆう子さんが担当してますんで、ぎぶゆーファンにはオススメ。