連発ゴム銃スターロードのクアッドブラスター

今回制作したのは映画「ガーディアンズオブギャラクシー」「ガーディアンズオブギャラクシー　リミックス」に登場するキャラクター、スターロードの使用するアイコニックな銃クアッドブラスターをゴム銃で再現。色は少し違いますが、時間や材料費等の都合でそれっぽい色にするに留める必要がありました。

友達へのプレゼントで制作。

概要

スターロードとクアッドブラスター

右手用

左手用

両方揃えて

他

仕組み。

トリガーを引いたあと、離すと輪ゴムが発射されます。2枚翼式連発銃。トリガーパーツが蛇さんみたいでかわいい。

連発式

スターロードのクアッドブラスターのゴム銃連発 pic.twitter.com/R3JFNSljXA

— かお (@tukuritai5610) February 25, 2020

制作

クリスタで簡単に設計図を引きました。

印刷して必要な線だけを抽出。

コピーして厚紙に貼り、台紙にします。台紙を板に押さえつけながら輪郭をなぞることで同じ形を描くことができます。

厚紙をもとに板にけがきます。2丁あるのでかなりの量です。

電動糸ノコで切り取っていきます。

遠目に見れば同じ形ですが、糸ノコでは線がブレる為重ね合わせるとすこし形がそれぞれ違うのが分かります。今回は時間がないのでヤスリがけして形を合わせません。塗装の時に誤魔化します。

くり抜く場所はボール盤で穴あけをしたあと

電動糸ノの刃をその穴に通しセッティング。切っていきます。

上手く切り取れました。

全パーツの切り取りが終了。使用したMDFボードの厚みは12mm.9mm.5.5mmの3種類。この時点で全行程含め10時間ほど掛かっていると思います。

連発式の仕組みをこの時にセッティング。連発式ゴム銃の命中精度は低く、コンセプト的にも輪ゴムを連発できればそれで良い。その為連発式ゴム銃の連発するシステムをルーズに設定しても問題はないです。拘れば命中精度はある程度高くなるかもしれませんが今回は時間がありませんでした。連発式の仕組み自体は数年前に制作したこの銃の流用。

メンテナンスのしやすさ、塗装の都合を踏まえて一部のパーツだけを木工ボンドで接着しました。それぞれのパーツの大きさが少しずつズレている為、上手く組み上がるようにやり直しが効くパーツの接着に留めます。

連発式の翼には透明なアクリル板を使用。連発式では輪ゴムを同じ翼(アクリル板のパーツ)に何枚も重ねる為、輪ゴムの強力な力に耐える為に木材より硬い素材を使う必要がありました。

形が見えてきました。加えてヤスリがけして形を整えていく必要がありますが、これでフレームはほぼ完成です。

後回しになっていた飾りになるパーツを切り出していきます。糸ノコでフレームを切り出している為、どのパーツも形が少しずつ違います。その為、フレームを切り出したあとに実際の寸法を測りそれに合わせてパーツを成形しないと上手く組み上がりません。トリガーパーツは液体瞬間接着剤で負荷がかかるところを補強します。MDFなので液体接着剤を吸い込み強固になります。

飾りが合わさるとこうなります。飾りを接着するのは塗装したあとです。飾りはフレームとは違う色を塗る予定です。

角をヤスリで取りました。スターロードのクアッドブラスターの丸みを完全に出すのは時間的に難しいので、雰囲気は伝わるこの程度に抑えました。

パーツごとにわけて缶スプレーで塗装しました。ボンドで貼り付けて完成。片面だけ木ねじで止まっている為、メンテナンスしやすくなっています。

協力して頂きました

西千葉工作室さんにお世話になりました。西千葉工作室さんの電動糸ノコのみで全パーツを切り出しています。

塗装は秋葉原工作室さんにお世話になりました。

ありがとうございました。