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青天を衝け第25回/武士として生きる道を選択をした平九郎の死

統一金融機関コードといえば
金融機関に割り振られた4桁のコードのこと。
業態に応じて割り振られてる範囲が決まっていて
例えば0000は日本銀行、いわゆる日銀。
0001~0032はみずほ銀行、三菱UFJ銀行などの都市銀行。
インターネット専業の新しい形態の銀行は
0033~0049が付与されていて
例えばセブン銀行は0034だったりする。

この数字を意識するようになったのは
社会人になって仕事上頻繁に使うことが多くなってから。
自分が利用してるみずほ銀行が0001であることが
当初はなんとなく嬉しかったりもしたんだけど
みずほ銀行の大元でもある第一銀行が元々0001で
しかもその第一銀行が渋沢栄一によって創設されたことは
なんとなくは知っていても、そんなに意識はしていなかったと思う。

自分にとって渋沢栄一はその程度の存在で。
「青天を衝け」を見るまでは
『なんとなくは知ってるけど……何した人だっけ?』
とか言ってそう。

渋沢栄一自体がその程度の認識だから
渋沢一族が幕末という激動の時代を乗り越えて
明治期の日本の実業界を引っ張っていく立場にあったことは
1ミリも知らなかった。

そもそも歴史区分の中で
明治自体以降は
自分にとって『つまらない時代』
という偏見をずーっと持ち続けていた。
だから徳川慶喜公が大政奉還した以降は
自分の中にあった歴史に対する興味が
びっくりするぐらい一瞬で消え去ってしまう。
徐々にじゃなくて100が0になってたから不思議。
大政奉還によって慶喜公が天皇に返上したのは政権だけど
自分にとっての大政奉還は
歴史の興味そのものをどこかへ返上することだったのかも。

そんなわけで
渋沢栄一がパリへいったことなんて知るわけないし
渋沢成一郎が彰義隊の頭取だったことは知らないし
渋沢平九郎が彰義隊や振武軍に参加して悲しい運命を辿ったことなど
知る由もない。
そもそも彰義隊は聞いたことがあっても振武軍は未知の言葉だった。

彰義隊自体もそうなんだけど
その由来や背景をよく知らない言葉って
文字を見てもなんもイメージ浮かばなくて
しっくりこないというか
うまく脳の中におさまりがつかない
ちょっと気持ち悪い感覚があるなぁ
なんてことを思ったりもした。

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「青天を衝け」を見てると
いろんなことを考えさせられる。
正義とは?戦争とは?そもそも歴史とは?

正義ってやつは
いつだって一つじゃない。
ぼくにもあなたにも正義は存在する。

こちら側の正義を信じて曲げられず
あちら側の正義との反発が最高潮に達した時に
争い合うのが戦争?
いや戦争にまで発展するのは
相手を屈服させてでもこちら側の主張を押し通したい時か。
人を殺してまで我を通すって
安直に考えると酷く傲慢で利己的な行動だ。
それでも人間は長い事、戦争という行為を止めはしない。
実際現代でも殺し合いは存在するわけで。
これははきっと正義の数が一つだろうと二つだろうと
正義自体が存在する限り無くならない現象なのかもしれない。
人間自身がどこまで精神的に成熟できるのかによって変わるのかもだけど
世界全体の人々が争うことをやめるような状況は
どうしても絵空事に感じてしまう。
きっとその世界は人間の世界じゃない。

だからおそらく正義は永遠に複数存在して
正義同士のぶつかり合いは未来永劫続くんじゃないか
と、まだ何者でもない自分は考えていたりする。

そして正義が複数あった時に
本質的にどちらの方が正しいかは
結果論でしか判断できないのではないか
と思ったりもする。
戦後辿ってきた歴史と今を総合的に評価して
後天的に『こちらが正しかった』
としか判断できないのではないのか。
両者が戦争し合っている当時は
まだどちらの正義も正しいままなのではないか。
戦争に負けて初めて
敗者は悪のレッテルを貼られるんじゃないかなって。

もちろん人道的観点から
絶対的に許せない悪は存在する
とも思うんだけど
幕末から明治にかけて多くの日本人が
日本のために争い合っていたことは
結果論でしか言えない立場にいる現代人が
安直にあっちが悪くてこっちが正しい
なんて言っちゃいけないんだと思う。

彼らによって在る今の日本に生きている現代人は
彼らそれぞれの立場の正義や思想、そして志を理解して
何故彼らが争いあうことになったのかを考察し
そこから日本の未来につながる何かを生み出す。
それが歴史という分野なのかななんて考えたりもした。
「日本の未来」という表現はちょっと大袈裟なので
もっと身近に「自分自身の未来へ繋がる何か」
であってもいいんだと思う。

と理屈をこねてはみても
平九郎の死はとっても悲しい。
おていと幸せな未来を築いてほしかったなぁ。
逝くなよ平九郎……。

――――――――――――――――――――

歴史が好きになった頃
歴史の先生になろうかな、面白そうだな
と考えたことがある。
でも自分の場合
小中学生ぐらいの時のが現実的な考え方で
『あまり儲からなそうだから』
という理由で未来の選択肢から外した気がする(笑)
親戚に学校の先生や大学の教授が多いので
先生という職業にちょっと反発心があったことも否めない。
※小学校の担任は親戚だったりとかも

自分がそっちの道に進んでいたら
どんな人間に成長していたのか。
今とまた違う感性、考え方は持ってそう。
その世界線を覗くことができたら面白いのになぁ。
――――――――――――――――――――

というわけで
今回はいつもとちょっと違う構成にしてみた。
今後はこれでいこうかな。
本文以降は付録的扱いw

【個人的青天を衝け視聴メモ】
明治になりましたよ
ちゃちなお方
小栗忠順、川路聖謨
トコトンヤレ節
忠を尽くして主に報いるは武士の務め
彰義隊の頭取となった渋沢成一郎
振武軍
平九郎はどうした?
もう一人の渋沢は土方さんと函館に
何のために生まれてきたんべなぁ
太政官札
三井、小野、島田、鴻池、加島屋
三野村利左衛門は0002
誠の戦はこれから
上様の本当の心根
能仁寺、飯能、越生町、全洞院

【公式がつぶやく【#青天ナビ】からの抜粋】



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