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青天を衝け第10回/武士の本懐と暗殺と切腹と

今回気づけば開始から20分経っても
徳川家康が出てこなくて。
あれ?もしかして
徳川家康初めて出てこない回!?
なんて思っていたら
ちゃんと出てきて安堵したのは
私だけじゃないはずw
やはり「青天を衝け」は
徳川家康がいないと成り立たない大河ドラマ
ということなのだろう()

というわけで今回の青天メモはこちらです。

まっことお前はよくしゃべる!
赤鬼の代わりに政務をおこなったのは安藤対馬守信正
和宮降嫁
江戸の物価が上昇
平岡円四郎が江戸を発つ際に渡った橋で喜作と落ち合った栄一
新興宗教の教祖のような大橋訥庵
坂下門外の変実行犯となる河野顕三
天罰に噛みつく栄一
お千代は文句なしだあ!
日の本を思う心のみで動く名もなき志士、草莽の志士
人を斬る練習
この細い指はえらい力持ちだ
心配なのは栄一だけだい
江戸の風
花嫁行列コースは中山道、全長50㎞
百姓はなんとむなしいもんだ
子どもを授かった栄一とお千代
文久元年10月20日
和宮さま、坂本龍馬の誕生日に江戸に着く
なぜ腹を切る必要がある?
武士の本懐
冷静に情勢を判断できる尾高惇忠
安藤信正暗殺失敗に終わる坂下門外の変
草津宿

併せて公式の【#青天ナビ】情報も。


桜田門外の変は超有名だけど
坂下門外の変は暗殺未遂に終わったこともあって
あまり語られることが少ない事件な印象。
「青天を衝け」では
栄一の従兄弟であり
栄一の妻・お千代の兄である尾高長七郎が
主要人物であることもあって
坂下門外の変の発端となった思想家・大橋訥庵や
変の実行犯の一人であった河野顕三にも
スポットが当たり
坂下門外の変の様子も描かれていた。

な~んて如何にも
『前から知ってましたよ!えへん!』
みたいな雰囲気で書いたけど
実は大橋訥庵も河野顕三
「青天を衝け」で初めて知った(笑)
自分が読んだ幕末関連の小説やマンガで
名前を見た事はあるのかもしれないけど
印象にはまったく残っていない。
坂下門外の変があったことと
背中を斬られた老中・安藤信正が
『武士として情けない』みたいな批判を浴びて
老中を罷免されたことは知ってたけど。

前作「麒麟がくる」だと
暗殺といえば
斎藤道三さまの専売特許で
そのやり口は『毒を盛る』だったけど
幕末はもっと凄惨だ。
草莽の志士として立ち上がった人々による
相反する思想の持主への
斬殺行為が数多くあったことは
幕末ちょっとかじった程度の知識の私でも
よく知っている。
前回の桜田門外の変における井伊直弼暗殺もそうだし
今回の坂下門外の変における安藤信正暗殺未遂もそうだし
「天誅」を謳って人斬り行為が横行した時代。
外国人に対する襲撃事件も数多くあったよね。

その辺を踏まえると
道三さまの毒殺なんて可愛いもんじゃないか
と思ったりするのは間違っているのだろうか(笑)

そしてこの幕末の時代は
武士になりたい農民にクローズアップが当たる。
その筆頭は新選組だろう。
新選組の近藤勇、土方歳三らも栄一と同じく武州出身。
北武蔵野天狗・尾高長七郎もまた
武士になりたいと言っていた。
武士になり、武士としての本懐を遂げる。
本懐を遂げることさえできれば
命など惜しくない。
だから安藤対馬守の暗殺に成功すれば
切腹して死ぬのだ、と。
結局、兄の惇忠や栄一に説得されて
安藤信正暗殺に加わることは止めたみたいだけど
教祖を狂信的に信じて疑わない妄信者のような長七郎が
ちょっと怖かった眉毛薄いからってだけじゃなくてw

ちょっとツイートもしたんだけど

時代劇なんかだと
みんな簡単に切腹とかするでしょ?
もうわりと躊躇いなく潔く。
昔からこれが不思議で仕方ない。
だって腹斬りにしても首切りにしても
自決って痛いじゃん・・・
しかも止め刺してもらえない状況とかだと
意識亡くなるまで苦しむわけでしょ?
みたいなことを
切腹前に考えたりしないのかなってw
単純に言えば私は切腹とか怖くてできないな
てことなんだけれども。

武士の家柄なら
そういう時の心構えとか作法みたいなものを
教わったりするのかもしれないけど……
でも教わったからって
切腹に対する恐怖を完全に消せるもんじゃない気がするし……。
いやそれは私が帰農した武士の末裔だから
武士としての本懐を遂げるという強い意志が
薄れてしまっているのか!?w

もちろん今生きている私たちが辿る思考と
幕末当時に生きていた人たちのそれは
生きているバックグラウンドが異なるだけに
辿る道筋も至る結果も全く違うはず。
なので安直に感情主体で考えてはいけない
というのはわかっている、わかってはいるんだけど
わからないなぁっていう
そんな回でしたw

いや長七郎が踏みとどまってくれてよかったけども!

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