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青天を衝け第18回/一橋慶喜公に久々の笑顔をもたらしたもの

書き出しってスラスラ出てくる時と
まったく何も思い浮かばなくて
一向に筆が進まない時もある。
今日は後者だからこういう話で始まった。
なんとなくデジャヴ感があるけど気のせいかなw

というわけでさっさと青天を衝け第18回の感想に。
今週の個人的メモは人の名前が多いw

永井尚志
元治元年12月、一橋慶喜、篤太夫は天狗党討伐に
三々五々
小栗忠順
栗本鋤雲
篤太夫の初陣は戦わずして終了
小十人並
天狗党征討総督・田沼意尊(たぬま・おきたか)
我が徳川もこのままでは済ませませんぞ
篤太夫、軍制御用掛歩兵取立御用掛に任じられる
ハリー・パークス来日
柴田剛中
二度目の長州征伐の流れ
土産は西陣織
備中岡山の漢学者・阪谷朗廬、浜田弥兵衛を語る
お代官は篤太夫の天敵w
借りた金では懐は豊かにならない
忠義だけを尊び懐を整えることを怠った藤田小四郎たち
一橋の懐具合を整えたい篤太夫
備中の米を入札払いにして儲けようという篤太夫
播磨の木綿も儲かるぞ!
備中からとれる硝石は火薬の材料
一橋慶喜、篤太夫の話を聞いて口元がほころぶ
水戸烈公は経済にも目を向け百姓も「お百姓様」と尊んでいた
雷神となった父を思い浮かべて笑いが止まらない一橋慶喜
旧一橋領、岡山県井原市
興譲館

そして公式がツイートしている【#青天ナビ】もいくつか。


阪谷朗廬というお方、初めて知った。
『青天を衝け』を見てなかったら
一生知らなかったかもしれない。
そしてこの阪谷朗廬が今回「浜田弥兵衛」の名前を口にしてた。

浜田弥兵衛も同じく『青天を衝け』で初めて知った人物で。
第4回の時に浜田弥兵衛の本のことを
尾高惇忠と篤太夫(当時は栄一w)が話してて知ったんだけど
幕末じゃ有名っぽい人なのに全然知らなかった。
流石に気になって調べてみたら
確かに西欧列強に脅かされつつあった幕末の英雄譚として
人気が出そうな列伝の持ち主だったよね。
そんなわけで第4回の記事は浜田弥兵衛の話をメインにした。

第18回目にしてまた浜田弥兵衛の名が出てきたってことは
やっぱ当時は浜田弥兵衛って英雄的扱いだったのだろう。
個人的には教科書に載ってもいいぐらいの人物な気がしてるけど
そういえばGHQに……おっと誰かが来たようだ。

まぁでもそういう話よりも
今回第18回はやはり
一橋慶喜公の笑顔
これが一番見所な回。

一橋慶喜公が笑ったのはいつ以来?
平岡円四郎と最後に話した時以来じゃないのか?
そう、一橋慶喜公も平岡円四郎が暗殺されて以来
ずーーーっと険しい顔をしていた。
水戸の天狗党の件も影響はしてるだろうけど
やはり自分の懐刀のように信頼していた
平岡円四郎が亡くなって
誰よりも悲しんでいたに違いない。

そんな一橋慶喜公に
久々の笑顔をもたらしたのは
平岡円四郎が一橋の家臣にと連れてきた
渋沢篤太夫だった。
もっとも篤太夫は一橋慶喜公を笑わせるつもりは
1ミリも無かったと思うけどw

その笑顔のきっかけは、篤太夫の儲け話。
篤太夫の一橋家の懐を豊かにする話を聞いてる内に
水戸烈公と呼ばれた父・斉昭のことを思出して
堅い表情だった慶喜公にちょっと笑顔が見えた。
このシーンだけでも
なんかジーンときちゃったけど
篤太夫はさらに慶喜公に止めを刺しにきたよねw

『水戸烈公は
我が父にも負けぬとんでもねぇ石頭の
風神雷神のようなお方と思っていた』

この篤太夫の言葉のせいで
慶喜公の頭の中を
雷神顔の父・斉昭で一杯にしちゃったもんだから
慶喜公の笑いが止まらなくなっちゃったよね。

猪飼勝三郎たちも慶喜公の笑うところを久々に見たんだろうなぁ。
ちょっとホッとしたような雰囲気が伝わってきた。

今回は兵を集めたこと以上にグッジョブだった篤太夫。
でも篤太夫の儲け話や風神雷神の話は
ほんのきっかけに過ぎなくて
慶喜公に笑顔をもたらしたのはもっと他にあると思う。

それは篤太夫が
あの平岡円四郎が連れてきた
「おかしれぇやつ」だから。

平岡円四郎が一目置いて
百姓から一橋家臣に取り立てた渋沢篤太夫。
その篤太夫が一橋家のために働くと言っている。
自分が得意な算盤で
一橋家を強くするために懐を豊かにする、と。
そんな篤太夫の熱い志を聞いて
口では
『円四郎め、まことに不思議なものを押し付けおった』
なんて言ってた慶喜公だけど
円四郎の眼に狂いはなかったこと
そして円四郎は本当におかしれえやつを連れてきたもんだ
なんてちょっと嬉しくなってたんじゃないかなぁ!

笑いの止まらなくなった一橋公の頭の中には
水戸烈公と並んで平岡円四郎が笑う姿も
共にあったに違いない、いやそうに決まってる。

それにしても!
一橋慶喜公を演じる草彅剛さんの演技は
いつも以上に最高だった!
笑みがちょっとこぼれる演技も
我慢できずに笑いだす演技も良かったんだけど
ニコニコな慶喜公から
いつもの冷静な慶喜公にスッと切り替わって
『渋沢よ、もはや腰掛ではあるまいな?』
と篤太夫に話しかけるシーンが
第18回におけるMVPな演技。

異論は認めるw

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