※こちらは音声と文章、どちらでも楽しめます。

おはようございます。
山田ゆりです。


今回は
まだ間に合う
ということをお伝えいたします。


会計事務所に12年間勤めていた頃のこと。
年末調整とそれに伴う法定調書等の作成で年末が終わる。

年が明けて、すぐに確定申告の作業がスタートする。
年間契約の顧問先様は、
毎月、試算表を作成しているから
残り1か月分の集計をすればすぐできる。

大変なのは、一度に一年分の資料をお持ちくださる顧問先様。


でも、確定申告と言ってもやる事は決まっている。

売上関係
支払関係
税額控除関係

いただいた資料はこの3つに分けて
後はそれぞれを集計するだけ。
その量が多いか少ないかの違いだ。
何の問題もない。

他に相続などが絡む場合は
税理士の先生がやって下さるから
私たち職員はお預かりした書類をとにかく集計すればいい。



確定申告は3月15日まで。
2月になると、間に合うのかと不安になる。

のんびりされる顧問先様は
2月中旬になっても資料をお持ち下さらない。

あと1か月しかない。
その頃が一番、精神的に辛い時期。

私たちはヒヤヒヤしながら
たくさんの顧問先様の仕事を同時進行させる。



2月になると、毎晩、出前を頼んだ。
その頃は、夕食を家で食べる事はほとんどなかった。
毎日残業。

幼い3人の娘たちはいつもお父さんと一緒に先に寝ている。
あの頃は、寝顔と朝しか娘たちの顔を見ていなかった。


お客様がいくら遅く書類をお持ちくださっても、
期限は決まっている。
その期限に間に合わせなければいけない。
かなりのプレッシャーだった。

自分の顧問先様のスケジュールを見直す。

2月下旬になって、やっとレシートや領収証の束を
顧問先様からお預かりする。
そういうお客様に限って
レシートはぐちゃぐちゃ。
個人経営されていらっしゃるお客様はよくあること。

どうして毎月の収支計算をしないで
経営が成り立っているのだろうと思う。


お預かりした資料は
売上、支払、税額控除
その3つに分けて
後はレシートを見ながら入力するだけ。



あと半月しかない。
胃はキリキリしてくる。



しかし、
3月になり、5日頃になると
「まだ10日もある」
となぜか思ってしまう。


あと一か月しかない。
その思いでずっと来ているのに
あと10日しかないのに
まだ10日もある
そういう感覚になるのだ。

不思議なのだが毎年それを感じていた。


ずっと頑張っていると
ある時点で基準がふぅっと切り替わる瞬間を感じていた。


それは何なのだろうか。
一生懸命やっていると
今までの基準が別の基準に変わる。



今年はあと18日。

年頭にやろうとしたことはやれたか？
来年に持ち越す？



あと18日。

18日しかない。

18日もある。

あなたはどちらを選択するか。


私は
まだまだこの18日を使い切る。
毎日やり切る。

その方が楽しいから(≧◇≦)/**+





今回は
まだ間に合う
ということをお伝えいたしました。

本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。　

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。



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