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自分の価値観と正反対の人を受け入れると世界が膨らむ【音声と文章】

山田ゆり
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おはようございます。
山田ゆりです。



今回は
自分の価値観と正反対の人を受け入れると世界が膨らむ
ということをお伝えいたします。
※音声と文章、どちらでも楽しめます。




「2月分の振替伝票が揃い、社長の机上に置きました。」


私は社長の携帯電話にメールを送った。


今日、社長は接待ゴルフ。
メールを送ってもすぐには見られないのは分かっている。

しかし、お昼に携帯電話を確認されるのは
これまでの経験上私は知っている。

いつもだったら、緊急ではない場合は
ゴルフ中の社長に連絡はしない。

しかし、今、3月決算を急いでいる時期だ。
やっと2月分の伝票が私のところにきて
連日の残業でいつもより早くチェックが終わった。
後は社長の押印が必要だった。

少しでも早く会計事務所へ伝票を渡したかった私は、
ダメもとで社長のケータイにメールしたのだ。

あとは社長がその事実をどう受け止めて下さるかだ。



16:20頃にゴルフ場からまっすぐ社長がお越し下さった。

私は心の中でガッツポーズをとった。
良かった。これなら間に合う。

押印する書類はかなりの量で
社長だったら15分~20分くらいはかかる。
会計事務所は17:30までだから十分間に合う。

私は伝票が戻ってくるのを
ワクワクしながら待っていた。



しかし、30分経っても伝票は戻ってこなかった。
そして、A子さんの内線がなり社長室に入っていった。
ほどなくA子さんが戻ってきて
他市の営業所へ電話を掛けていた。

何かあったのかな?

私はPCと腕時計を交互に見て、
我慢して伝票が来るのを待った。

17:00が過ぎた。
私は今週、集めた皆さんのお茶碗や急須や灰皿を洗う係だったからそれをした。
お茶碗を拭く係のA子さんが、
社長が別件で急ぎの件をされていらっしゃる
とのことを話された。


洗い終わった私は自分の席に戻った。

時計は17:22になっていた。


私はそこで会計事務所に電話をした。
「今、2月分の伝票にこれから社長が押印するので
ハッキリした時間は分かりませんが、
終わり次第すぐに伝票をお持ちしたいのですがよろしいでしょうか?」


すると相手は、一旦、電話口から遠ざかり再び戻ってきて
「こちらは17:30までなので
伝票は月曜日にお持ちください。」
と言われた。


私は耳を疑った。
今日は金曜日。
そして、会計事務所は土日祝日がお休みだという事は分かっていた。

しかし、3月決算がある5月は
カタチ上では土日祝日、事務所は休みではあるが
従業員は出勤しているというのが、
過去12年間会計事務所に勤めていた私の常識だった。

だから、金曜日の今、伝票を受け付けて
土曜日に処理される、そう思っていた。

まさか、土日、普通に休まれるとは思っても見なかった。
また、休みであっても、今、
伝票を受け取ったら月曜日の朝一番で伝票の処理に着手できる。

その方がメリットがあると私は思っていた。
しかし、17:30で事務所が終わりだから
今日は受け付けられないとおっしゃる。


「そうですか。ありがとうございました。」
電話を切る直前に2月分の伝票が私のところに戻ってきた。
何という間の悪さ。



電話を切った私は少し迷った。
どうしよう。

さっきは、何時になるか分からないような言い方をしたから、
相手は断ったのかもしれない。

これからすぐに車を走らせたら13分くらい。
その位なら待ってくださるかもしれない。



時間は17:29。
私はダメもとでもう一度電話を掛けた。
しかし相手は「今日は終わりなので」とのこと。

私は落胆して電話を切った。



その後、私は混乱していた。
少しでも早く決算をしたくて毎日頑張っているが
それが何になる。
いくら頑張ってもどうにもならないことがある。

では私のやっていることは意味があるのか。
私は落ち込んで帰宅した。




今日の一部始終を娘たちに話した。
娘たちは私に同情してくれるものだと思って話をした。

すると二女が言った。
「お母さん、時間が過ぎたから断るのは当たり前。
お母さんはクレーマーだよ。
そんなお客さんに付き合わされる方の身にもなってよ。」と言われた。


えっ?
私の考えが間違っているの?


それは本当に気が付かなかった。
お客様が「これから行くから待ってほしい」と言われたら
待つのが常識だと私は思っていた。

私が間違っていると二女ははっきり言った。
100:0の割合という感じで
私に少しの勝ち目もなかった。




そうか。

私はいつの間にか
「こうあるべき」という
自分だけの固定観念になっていた。

気を付けなければいけないと思った。


このように自分の価値観と正反対の人と一緒にいることで
自分の価値観が膨らむ。


一面的な価値観だけで
スカスカな人間にならないように
気を付けたい。

いつも自分の意見に賛成だけする人に囲まれていると
自分の考えが偏ってしまう。

正反対な価値観を持っている人の話に
耳を傾けることも必要だと感じた。



それにしても
私だったら言いにくいと思っている事でも
ズバリと言う二女の性格は凄いと思う。


そんな人が近くにいるのはありがたい。





今回は
自分の価値観と正反対の人を受け入れると世界が膨らむ
ということをお伝えいたしました。

本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。 

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。





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