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平和祈念像の右手・左手・軽く閉じた瞼  それぞれに込められた想い

2018年6月に2泊3日で九州方面へ旅行した当時の事をお伝えいたします。

有田焼とお酒の「有田ポーセリンパーク」

福岡のホテルを出発して、佐賀県の

有田焼とお酒のテーマパーク【有田ポーセリングパーク】へ行きました。

どしてこんなところに宮殿が・・・。

ドイツのツヴィンガー宮殿を再現した有田焼のギャラリーです。

このパーク自体は入場無料ですが、展示館の奥が「ここから有料」になっていました。

ここはどこ?
一瞬、日本であることを忘れました。

いろいろなところに「人」の銅像がいます。


ヨーロッパの古代庭園を再現したバロック庭園。



場所が変わって
ハチの巣のようなこれは杉玉。お酒屋さんにありますね。

お酒ができた時のお知らせだったり、ただ単純に、お酒屋さんだとアピールするために杉玉を店の軒先にさげておきます。

私は「杉玉」をお友達に間違って「くす玉」と言ってしまいました(笑)

ここのお店は、積極的に試飲を勧めてきて、なかなか繁盛していそうです。

ここで少しお土産を購入しました。



この後、長崎に向かってバスを走らせました。

如己堂(にょこどう)

長崎市名誉市民永井隆博士が二人のお子様と一緒に過ごした、わずか二畳一間の家、如己堂。

永井氏は放射線医学を専攻し、
過度の散乱放射線被曝による慢性骨髄性白血病になり、
余命3年を宣告されます。

私の弟は急性骨髄性白血病で亡くなったので
他人事とは思えませんでした。

その2か月後の昭和20年8月9日、
長崎市に原爆が投下され被爆し、奥様を亡くされました。

その後、寝たきりの状態でありながら永井博士は
恒久平和を願う書物を17作品作りました。

永井博士は小中学校などに桜の苗木を寄贈したり、
小さな図書館を作ったりし、
常に市民の平和を願い行動をされていました。

これは、移動のバスの中から見る事ができました。


この辺りから、先ほどの古代庭園とは違った
別の世界の予感がしてきました。



長崎の平和公園


折鶴の塔にはたくさんの折鶴が飾られていました。

お友達は事前に折鶴を折ってきてお供えしていました。
そういう優しい心遣いが彼女の素晴らしいところです。


平和祈念像の右手・左手、それぞれに込められた想い

「平和祈念像」は「記念」ではなく「祈念」です。

上に向けている右手は「原爆の脅威」

横に伸ばした左手は「平和」

軽く閉じた瞼は「原爆犠牲者の冥福を祈る」を意味しています。

写真では分かりにくいと思いますが、右手の先には避雷針が付いています。


動員学徒の碑「長崎の鐘」

動員学徒
女子挺身隊
徴用工
一般市民原爆殉難者   の冥福を祈り

二度と原爆投下がないように
との願いがこめられて建てられました。

ちょっと、ぼやけて写っています(≧◇≦)


悲しすぎる「平和の泉」

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のどが渇いてたまりませんでした
水にはあぶらのようなものが
一面に浮いていました
どうしても水が欲しくて
とうとうあぶらの浮いたまま飲みました

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↑ ↑ ↑ これは、ある少女の手記です。

昭和20年8月6日の原爆投下で、

体の中まで焼けただれてしまった多くの人たちが、

水を求めてさまよいました。


もう、絶対
戦争は起きて欲しくないです。


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