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長引く軽い咳【音声と文章】

山田ゆり
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「コンコン」
また咳が出た。
二か月位前から軽い咳が出るようになった。
「ゲホゲホ」でも「ゴホンゴホン」でもなく「コンコン」という軽い咳が出る。

一度、内科医院を受診したが、問診だけで「タダの風邪」と言われ薬を処方された。

それでもまだ軽い咳が長引き、別の病院へ行ってみた。

そこは救急患者をも受け入れている小さ目な総合病院という感じだ。

玄関から入ってすぐに手指消毒と検温の機械があった。
珍しく若い男性が受付にいた。

新患の手続きをしてずらりと並ぶ椅子の端に座る。
私の他にもう一人だけ待っていた。

やがて診察室に促されて診察室の廊下で名前を呼ばれるのを待った。

ドアの前には医師の苗字が貼られていた。「熊」と言う字が含まれていて、ひげをたくわえた筋骨隆々な姿を想像する。


名前を呼ばれ中に入る。
そこには40代くらいの女医さんが座っていた。

熊さんからかわいいうさぎさんに私の脳内が変わった。


二か月位前から空咳がでること。熱は無いこと。以前、別の病院で診ていただいた時は「タダの風邪」と言われたことを伝えた。


女医さんのマスクのかかっていない鼻の上の辺りの張り具合を見て、若さと自分を大事にされていらっしゃるのを感じた。


聴診器をあてて肺の音を聴いてくださった。
また、レントゲンを撮っていただいた。

少ししてレントゲンの結果が出て、肺は全く異常がないと言われた。


それなのに軽い咳が出るのは、もしかして花粉症気味な私の鼻水がしらずしらずに喉の奥に落ちていて、それで咳が出ているのかもしれないという仮説を立てていただきそれに見合う薬を処方して下さった。


長引く空咳に対する一つの仮説を立てていただき、不安がかなり減ったと感じる。


肺のレントゲンを撮ったことと、胸に聴診器をあててみていただいたことに私は満足した。


処方された2週間分のお薬がなくなったらまた来てくださいと言われ、私はお礼を申し上げて診察室を出た。


思っていた以上に良い対応をしていただき私は満足した。
もしかして肺の隠れた異常が見つかるかもしれないと、ひとり、ドラマを描いていたから。


検査をしたことで一つの仮説が立てられた。
それに沿って治療をしてみて、もし、それで効果がなければ別の仮説を立てて検証してみる。

仕事も同じだ。


この薬で様子を見よう。
これで空咳も治るような気がする。






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長引く軽い咳

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