1275
※note毎日連続投稿1357日コミット中。1275日目
※音声・文章、どちらでも楽しめます。



おはようございます。
山田ゆりです。



今回は
分かっちゃいるけど・・・。
ということをお伝えいたします。





小さいころ家が貧乏だったから
「教育」にお金をかけられた記憶はない。

もし、あるとしたら「小学〇年生」とう月刊誌を
近所で暮らす祖父が気が向いた時だけ買ってくれたくらいである。


私は高卒で就職し
自分で働いて自分のお金を得る快感を覚えた。


ある日、こんな内容の記事を見つけた。


『通信教育の添削をする人を募集中。
ちょっとした記事にコメントを書くお仕事です。
一日数分間するだけで月〇万円が手に入ります』


「へー。
人の添削をしてコメントを書くだけでお金がもらえるんだ。
やってみようかな。」
私は早速、資料請求した。

まだＰＣが普及していない1980年代の頃のことだ。



数日後に資料が届いた。
そして自宅に電話が来た。

よく話を聞くと
その添削をするには「行政書士」の資格を取らないといけない。
少し勉強が必要だが、自分のためにもなるし、
国家資格は一生使える資格だからやらない手はないということだった。



私は昔から「習い事」や「お勉強」に興味があった。
私は新聞広告などについてくる「通信教育」にいつも目が行っていた。

何か勉強したい
もっといろいろ知りたいと思っていた。


だから「勉強」できて「国家資格」が取れて「お金になる」
その話は魅力的だった。


表では通信教育の添削をする人を募集していて
実は国家資格取得のための通信教育の勧誘だったという
お決まりのパターンなのだが
世間知らずの当時の私は

「勉強」できて「資格」が取れる。
それだけで気持ちが浮き上がっていた。


そして、料金を振り込んでその通信教育を契約した。

どんな教材が来るのか楽しみだった。

しかし、届いた教科書は全て白黒のもので
何が重要なところなのかは分からないしろものだった。

そして同梱されてきたビデオに写っている「講師」は
場慣れしている講師ではなく
話している内容を理解していないのではないかと思われるほどの、
素人っぽい若い男性だった。

見ているだけで腹が立った。

そう、私は粗悪品の通信販売に騙されたのだ。

自分で決めて自分でお金を払ったのだから「騙された」のではないのだが
しかし、その教育内容には残念な思いしかなかった。


それでも元を取れるように勉強して資格を取ればよかったのだろうが
私にその根性はなかった。



うまい話には裏がある。
世の中、簡単にお金を稼げるものはない。


「簡単に」
「短時間で」
「育児や介護の隙間時間で」お金を稼げる。
そんなうまい話はない。


その失敗を次回に生かせばよいのだが
私はその後も気を付けているつもりでも
結果的には同じような失敗を何度も繰り返してきた。


分かっちゃいるけどやめられねぇ。


植木等さんのこの言葉が頭に浮かぶ。




今回は
分かっちゃいるけど・・・。
ということをお伝えいたしました。

本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。　

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。



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