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親だからと言って勝手に子どもの領域に踏み込むことははばかれる【音声と文章】

山田ゆり
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今回は5分20秒の音声で
親だからと言って勝手に子どもの領域に踏み込むことははばかれる

ということをお伝えいたします。
音声と文章どちらでもお好きな方をどうぞ。


**文章はここからです***
私は愛されています。
大きな愛で包まれています。

失敗しても
ご迷惑をお掛けしても
どんな時でも愛されています。


夫の急逝で私たち親子は
いろいろな壁にぶつかりながら
日々成長しています。

3人の娘たちが愛おしい。
あなた、私たちは大丈夫。

ありがとう
あなた。




おはようございます。
山田ゆりです。


今回は、
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親だからと言って勝手に子どもの領域に踏み込むことははばかれる
=============
ということをお伝えいたします。




その日は引っ越し業者さんが
見積もりの為にいらっしゃる日。

私は午後から有休をいただいた。
帰宅したら三女が二階の自分の部屋にいた。
長女は仕事で不在。
二女は都会で暮らしている。
だから、三女と私が立ちあうことになっていた。


洗濯機も見に来るからどうしようかと一瞬迷ったが、
業者さんが見えるまでには干せると見積もり
私は洗濯機のスイッチを入れた。

昨夜、とりあえず片づけはしたが
やはり、他人の目で見ると
部屋はまだ散らかっている。


テレビまわりの掃除を三女に任せていたが
まだそれは行われていなかった。

そのうち下に降りてくるだろうと思い
私はまず、自分の部屋と居間の掃除機掛けを始めた。

そのあと、仏間⇒内玄関の板の間に掃除機をかけた。

そして、トイレから内玄関、そして外玄関まで箒で掃いた。


次に二階に上がった。
三女に声を掛けようか迷ったが
「今、行こうと思っていたのに」と
言われそうで、
「〇〇ちゃん、ただいま!」とだけ言って
それ以上の言葉はグッと我慢した。


廊下から階段下まで箒で掃き
掃除機を持ちながらまた階段を駆け上がり、
長女の部屋に行った。


長女の部屋、こんなに広かったんだと
あらためて思う。

私は基本、娘たちの部屋を片付けることはしない。
それは昔からそうだった。
娘たちの自覚に任せていた。

でも、今日は娘の部屋にも業者さんが入るから
少しだけ見ておきたかった。


たくさんの大きなぬいぐるみをベッドに並べた。
ササっと掃除機をかけ、小さなテーブルの上のモノを揃えた。


もっとやりたかったが
これ以上は私の出る幕ではない。


私は掃除機を抱えて階段を駆け下りた。
洗濯機が終わっていた。
洗濯ものを干し、もう一度居間を見回した。


テレビまわりがまだ
ゴチャゴチャしていて落ち着かない。
あれほど家の中を駆けまわっていたから
私が掃除をしていることを
三女が知らない訳はないだろう。


でも三女は下に降りてくる気配はなかった。
どうしよう。変に催促すると拗ねてしまう。
本人の自覚に任せるか。
あと少ししか時間がない。

三女に任せたのにやってくれない。
だからと言って私がやってしまったら
せっかくやろうと思っていた気持ちが
そがれてしまうかもしれない。

親だからと言って
勝手に子どもの領域に踏み込んではいけない。


台所で洗い物をしながら悩んだ。
でも三女は降りてこなかった。


あと一時間しかない。
もう待てない。


私は三女の部屋に駆け上がった。
「〇〇ちゃん、テレビまわり、
お願いね。」


私はガラスの引き戸を叩いて
戸を開けながら三女に話した。


「うん、分かった。」
三女は起き上がった。
その顔は怒ってもイラついてもいなかった。

それから三女はテレビを拭き
周りを片付け、
居間全体に掃除機をかけた。


なあんだ、やるじゃん。


グダグダ思い悩んで損をした。
どうやら本人としては
そんなに時間がかからないものだと予想して
のんびりしていたようだ。


親子だけれど、言いにくい時がある。
本人の自覚に任せようと思うと
時々、待っていられない時もある。


私は親にさせてもらってもう20年以上になるが
やはり、毎日、試されている。



今回は
============
親だからと言って勝手に子どもの領域に踏み込むことははばかれる
============
ということをお伝えいたしました。



本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日にしましょう。

山田ゆりでした。



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