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※note毎日連続投稿1357日コミット中。1278日目
※音声・文章、どちらでも楽しめます。



おはようございます。
山田ゆりです。



今回は
見えないのが幸せ？（妄想の世界）
ということをお伝えいたします。

仕事中、ケイコは具合が悪くなった。
胸のあたりがもやもやする。
どうした？私。

左手のスマートウオッチを見る。
血圧が、上が148。

やっぱりそうか。
少し安静にしていよう。

ケイコはＰＣに向かって作業を始めた。



お昼時間、ケイコはスマートウオッチを触り
自宅の冷蔵庫の中を覗いた。

今どきは事前に登録してある場面を
リアルタイムで見ることができる。
目の前にその画像が映し出された。
勿論、その画像は周りの人には見えないようになっている。

その登録は3つまでというところが難点だが、
それでも便利な機能だ。



「えーと、牛乳が１本とお豆腐、
それとキャベツと人参かな。」

ケイコは帰りにスーパーで買うものを考えていた。

「ビールは・・・３本あるからまだ大丈夫。」

ケイコはお酒を飲まない。
夫しか飲まない。



ケイコは半年前に結婚し
夫のリュウイチと二人暮らしだった。
今日、リュウイチは有給休暇を取っている。
連日の残業と休日出勤でお疲れだと思う。

今日はのんびり休むと言っていた。


ケイコは買い物リストがそろったところで
その画面を閉じようとした。


すると、ビールをとろうとする手が映った。

太くて日に焼けた
ごつごつしたいつもの手と

ブレスレットをしているほっそりした手。



ケイコは黙ってその画面を閉じた。

血圧がまた上がってきた。





今回は
見えないのが幸せ？（妄想の世界）
ということをお伝えいたしました。

本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。　

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。



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