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【感想】家康、江戸を建てる

スタートは地政学だった。
治水と埋立てから江戸は作られる。

ハマって読んでいた「おれは一万石」が脳内に溢れた。
彼らが活躍する水運の基礎を家康はここで作ったのだ。

「塞王の盾」を思い起こす石切りの章もあった。
石を読む天才もここで登場する。
伊豆の崖から落ちる部活もいた。

江戸城の石垣には
確かに作業による事故死はあったろう。
現代の美しく荘厳な石垣を見ただけでは
そこまでは気付かない。

最後の天守閣だが、秀忠の設定にはちょっと意見したくなった。
しかしまぁ、それも解釈の内だ。
いや、創作の範疇だ。

いづれにしても家康が江戸を建てる時
日本には「優秀な人材」がたくさんいたと改めて知るきっかけになった。

つくづく、つくづく、
誇らしくなる。

季節も良くなったし、
その内皇居へ散歩しに行こうか!

その時は大手門の鏡石をじっくり見る!
私の故郷、伊達藩が手掛けたとは全く知らなかった。

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