マガジンのカバー画像

妖老闘病記T4N1Ⅿ1驚。

102
「病」を持つ同志に、あてにならない指針を、しろしめす妖しいオヤジの記。
運営しているクリエイター

2020年9月の記事一覧

妖老闘病記。

9月1日。突っ伏し寝からの5時起床。小雨まじりの 重い空で 9月スタート。 ベランダ新聞 ヨーグルトとフルーツで朝食。今日から入院治療が始まる。持ち運びリスト、チェックして詰め込めば 50リットルバッグ、マルっと一杯❗(突っ伏し寝用の 枕とイスクッションが かさばる) しばらく入浴出来なくなるので、朝風呂を味わう。定時、ワコ 車で出勤、ついでに市立病院まで、送迎してくれる。 採血、検尿して主治医より問診、治療説明。女房同伴しなかった事を、咎め立てられる。(後、半年かも しれ

妖老闘病記。

ベッドでの5時起床。久々の熟睡感に驚く。 酷く疲れたからぐったり寝る、当たり前の事なのに、ニヤニヤして朝仕度。 デイルームに コーヒーセット持って行き 作り、石巻駅周辺の 明けてゆく朝風景を、窓越しに 眺め 沈考…。 昨日は、未知の体感に緊張(副作用の程度)していたみたい、記を、読み返すと かなり 雑 でも、それがその時の感情を記した物だから、あまり修正を加えたくは無い。 波の噂では、投薬治療は膵臓癌CA19-9が500オーバーだと効き目は 余り期待しても…副作用が軽いのは

妖老闘病記。

9月3日 熟睡して5時起床。朝仕度して、デイルームでコーヒータイム。突っ伏し寝!新しい体勢見付ける、即、寝付ける。90分あっという間。ただ、ヨダレが凄い…。 石商時代の英語試験、さっぱり解らず、寝て過ごす、時間が来て、私の答案用紙、ヨダレで ベチョベチョ…回収係が イヤそ~に…。 そんな事を思い出す、投薬3か目。 朝食食べ終わり、御不浄へ、少し歩いたら フラフラ クラクラ、アレ !?けっこうダメージ受けているの?。主治医の回診。「明日午前中退院出来ます。」乗り切るしかない

妖老闘病記。

本日、市立病院退院しました。72時間継続静脈点滴治療終了、恵果1日観て 晴れて出所?絶望監獄から、脱出気分。(医療関係者にバチあたりな言葉!) 【 毒で 害を 制する。】投薬終了から、副作用がひどく出るみたいだ。身体は毒を出そうとするのだろう、下痢は続くし、舌は薬の味が残りっぱなし、食欲はほぼない。インフルに感染したような、ハッキリしない意識 酷い倦怠感、脱力感、そしてやる気の無さ。 癌治療の、難しさを、心身で味わう。 ノマドのロマは、管理された場所が苦手です。(ただの、

妖老闘病記。

極楽ベランダで朝を味わう。「 病 」に立ち向かう、何とも浮かれて たんですね。意気込んでいるというか、ハシャイでいるというか… とはいえ、これも私の本音だ。 出た分入れる、足りない分 補う、苦しい分今楽しむ。 今を変えることは、出来ないのだから。今を受け入れ、では、どうするか? と、考えると、強欲な事しか思いつかない。 諦めが悪いというか、どうせ、辛いなら、何かの足しになるかもしれないと 蓋をしたい辛さなら、底の隅まで、その蓋の裏までなめて、味わってみよう とする、マゾヒズ

妖老闘病記。

昨夜は寝付かれず、ウロウロ。でも毒はかなり薄まったよう。 重油まみれのような重たい辛さから、シクシクと嘆く、辛さに…。 小雨混じりの、参拝 「穏やかで 穏やかに」 昼になり、残暑の日差し、汗ばむ感覚を味わい、網目の中のカニ退治の イメージで半身裸になり、日光浴を味わう。 有難い出演オファーの為、草案原稿、書き殴る 「なめとこ山の熊」 原案にして、月の目線と小十郎せりふで、物語を語る。 グズグズ ウロウロ苦痛からの逃避の為、励む。なんとか叩き台は…。 辛さを忘れる、幸せな時

妖老闘病記。

「死臭、腐臭がしやがる!」と自分から立ち上る匂いに罵りながら3時に 背中の痛みで目覚める、ウロウロ、薬の飲み忘れに気づき、服用。落ち着く 5時起床。曙の美しさに、ふらふら外へ、眺め落ち着く..。 ベランダで混濁気味の意識を調節。「なめとこ山の熊」に引っ張られてるか?終わり方の話に、強く惹かれる自分に苦笑。気分安定。 そのまま、原稿草案手直し、セリフ声出してみて、言葉を選ぶ。 悪くないんじゃない…自画自賛。某演出 曰く、貴方の台本は、言葉を ハショリ過ぎるしサービス精神が

妖老闘病記。

5時起床。ベッドで久しぶりの3時間半連続睡眠。体調がイイ。 散歩に出かける、戻り、一緒に朝食、シャワー浴び、大判シップ3枚はる。 今日は、「月語り 」をパソに落とし込み、FDP化。 ワコさん「暑くなるから、無理しないように…」と、胃って出勤。 「 病 」治療が上手く運んだら、社会復帰?肉体労働は無理があるけど 軽い仕事なら…と夢見ていたが、いくら、暑いといえ、デスクワークでも 90分でダウン、30分かけて、トイレ&休憩しないと、グダグダに、 調子いい時で、コノザマ。切なさに

妖老闘病記。

6時起床。昨夜、熱帯夜で寝苦しいハズなのに、震えて目覚め、毛布を… 体温調整が狂っているにか?…その後暑くて剥いでいるから…?。 グッタリな目覚め。 意思の力(感じ方を変える)で、環境に身体を合わせる。 無茶を身体が、応じてくれた。【 病 】の今、使う時間の重要性の 違いに、苦悩するのだ。つまり、トイレが憂鬱になる理由の答えなんだ。 昔、キラってた事、忌避してた事を、自分がさらしている…。 「放出音」「臭い」「辛さを顔に出す」「トイレにこもる」等… その立場を、拒否 思考停

妖老闘病記。

ハラは緩いし、腰はイタイ…寝付けない。闘病の為、早く寝なければと… 責務に駆られ、試行錯誤するも ままならず、イライラと煙草ばかり吹かしてしまう、外に出て、暁の東雲を眺め、心をなだめる…。 おバカさんですね…「せねばならない!」「しないといけない…」に…。 責務など、今の自分には、価値は無いのに、好きな様に時間を使って、 楽しく過ごす事こそ、最善の治療法なのに…どうにも なかなか…。 成る様にしか 成らぬ身体だ、強いる責務など、無いのだ。 自分で選んだ方法の、ゆがみ過ちは、

妖老闘病記.

あちらとこちらに、橋が繋がる。天と地が雷でつながる。淀みは流れすこやかに。そんな昨日。 眠れぬなら、起きて居ればイイ…。 自分の命に代えても、守りたい者がある、そんな大義に行動を起こす貴方 味方、仲間の命より大事ですか?繋がりの深い者より大事ですか?。 マイノリティよりマジョリティを守るのが、人間力ですか? 直接見える事柄は、大切にするが、それに係わっている者の事は、 知らないから、関係ないし、想像もしない…。だって神じゃないから…。 今の、己の想いに従って行動するだけ…。

妖老闘病記。

9月11日下弦過ぎ。天気が荒れると、体調も荒れる。朝ベランダ生活。 昨日に続き、澱みが雨で清められ、流れが風で運ばれる、 宣言するかの様に、大地が揺れる。 天に身をまかせる 我なれば、いたし方無く。 眠りがたっぷり深くなると、ハラも、汽笛鳴らしながらの特急運航から、 動力停止の突然停車に…その上 背中の痛みが酷く…難儀な身体だ。 これはこれで しんどい。どの状態が正常で、何が健全なのか、 わからなくなる。外に出る気力ないので、今日は映像鑑賞。 「ヤマト2202 愛の戦士」

妖老闘病記。

空はどんより…風が吹き荒れる、わびしさを味わう…。 2歩進んで、5歩下がる。ゆっくり沈んでいく感じ…これが現状。 T4の今、回復は望めないが、現状維持、現状回復、気分の高揚が、 緩和ケアの主題らしい…見極め 励むしかない、成る様にしかならん!。 休みのワコさんも、私に引っ張られるよう…体調不良…少し起きてグズり、 またベットで、休養…。病む旦那と暮らすのは 色々気苦労が貯まるだろうし、私のような 見極め覚悟を、持とうとしても…。辛いだろうし… 少々、心苦しく、感じている。

妖老闘病記。

9月14日 5時起床。 布団で温まり熟睡できた、小雨交じりの静かな朝。 5℃の違いで、秋を感じ、5㎤の変化で、残り時間を知る。 人の繊細さ、生命の神秘、いとなみの脆さを感じる…。 少し早いが、衣替え。対暑モードから、秋を暮らすモードへ…。 女房出勤見送ってから、ベランダ沈考。 素敵な季節を迎えられた喜び、そして何が出来るか、秋雨眺め、沈考…。 投薬、休息をルーティン化すると、身体は 楽になる…実感している。 慣例に従えば、心配せずに、心も楽になる…。  それでも、ヤヤコシ