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妖老闘病記。

ベッドでの5時起床。久々の熟睡感に驚く。
酷く疲れたからぐったり寝る、当たり前の事なのに、ニヤニヤして朝仕度。
デイルームに コーヒーセット持って行き 作り、石巻駅周辺の 明けてゆく朝風景を、窓越しに 眺め 沈考…。
昨日は、未知の体感に緊張(副作用の程度)していたみたい、記を、読み返すと かなり 雑 でも、それがその時の感情を記した物だから、あまり修正を加えたくは無い。

波の噂では、投薬治療は膵臓癌CA19-9が500オーバーだと効き目は 余り期待しても…副作用が軽いのは、効いていない…等荒れてます。千差万別なんだョと悪態突いて、異端に誇りと自信を持ちながら、夢見る自分で在りたいものだ!。
副作用として、末梢神経症、ふらつき、嘔吐、下痢、とあるが、最近感じてきた「劣化」とほぼ同じ、昨日と比べてと 言われても…マァ私的には 苦になるのは?という事で、5F西の入院生活を味わおう…。

8時半、主治医の回診。副作用軽い事告げると、「貯まっていくつものだから、明後日辺り酷く成るかも…」(定番 嚇し)などと…
私は 環境に左右されやすいみたいだ。5F西は、終末が近い者の病床みたいだ。高齢者が 維持の為の介護をされている。素敵な風景とも思うし、寂しい風景とも思う(自分がどう見えているかは、棚上げ。)…やはり それでも 私は、華やかで残酷な場所で、躍っていたいと 願ってしまう。

午後は、46時間持続静脈ポートの説明を、化学療法室で受ける。次回より、通院後自宅針抜を目指す。
少しずつ 副作用が、食欲不振、集中力低下、だるさ、眠け(これは有難い)出始めている。
毒 で 制 する治療は、普段通りから、少しずつ 何かを、奪っていく事なのかも…。
マァ、ど~ンと 受け入れましょう。
成るようにしか成らぬモノだ…と 入眠する。

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