一生の宝ものになるハンドメイドプレゼント
ハンドメイドだからこと、一生の宝物になる贈り物に選ばれることがある。
手づくりだからこそ、温かみを感じられる。大事なプレゼントに選ばれる。だからこそ、忙しくても大事に製作して欲しい、作家さんたちに忘れずにいて欲しいのです。丁寧に製作すること。自分も改めて大事にしていこうと思う出逢いがあったので共有したいとエピソードです。
お客様から受けたオーダー
少し前になりますが、3つ同じ作品をオーダーしたいと依頼がありました。
時々、購入してくれるリピーターさん。久しぶりのオーダーは同じ作品を3つ。2つはプレゼント。
「大事なお友達が好きお花をモチーフに製作して欲しい」
「そのお子さんと3人でお揃いで持ちたいんです。」
リピータさんが他の作家さんの作品もたくさん探したけど思うような作品に出逢えなくて。私がいいと思ったと一言そえてのオーダーでした。
プレゼンとに選んだ思い(エピソード)
どんなイメージをされているのか伺うついでに、思い切ってどのようなプレゼントなのか聞いてみました。
「闘病している友人の応援プレゼントなので、実はプレゼントしたい本人は今、身に着けてることはできないんです。」
オーダーは友人の好きなお花のブローチ。デザインはお任せ。
闘病されている友人の方にはベットで見られるようにガラスのケースに飾って置けるようなスタイルで。そして元気がでるような揺れが楽しい明るい色で製作することにしました。
元気になるように、病気と闘うときに勇気が貰えるように、見たらみんなと一緒と安心できるように。優しい気持ちを受け取れるように。
手作りだからこそ気持ちを込めて丁寧にそして、出来るだけ早く届けられるように自分の時間をたくさん使えるように工夫して、私の製作の様子や気持ちご友人へのメッセージも添えさせて頂き、送りました。
お客さまから大切なメッセージが送られてきた
数か月がたったころ。
ご購入頂いたお客さまからメッセージがきました。
『先日、友人が亡くなりました。余命を宣告されていましたが最後まで一緒に病気と闘い寄り添いたいと思って、ブローチをオーダーさせて頂いたんです。お願いして本当に良かった!娘さんからも感謝のメッセージを預りました』
人生の最後を一緒にとの思い、たくさんの作家さんの作品を探して探して。そして辿り着いて。
プレゼントには、共にいること、一緒に戦う気持ち、応援、友情、娘さんへの励まし、たくさんの思いを贈るためにオーダーを。
そんな思いをお知らせ頂きました。そして感謝の気持ちも。
思い
ハンドメイドだからこそと思って、大切に製作をしています。
手しごとだからこそ、気分を落ち込んでいる時、イライラしてる時って作品に出る気がするんです。イライラしてる時にお料理の味付けが変わる経験をされてたことがある方は解ると思いますが、作品に出るような気がして。
気分が乗らない時は思い切って気分転換したり、休んだり、心を作品に向けられるように製作しています。イベント販売の作品をつくるときも忙しくても丁寧に。
自分はたくさんの作品のひとつであっても、手にとるひとは一人。大切な人と会うときに使うのかもしれない。気分を上げるときに使うのかもしれない。きっかけで何か素敵なことが起きるかもしれない。
オーダーは思いが最初から込められて選ばれる機会が多い。得に気にかけて製作していましたが、今回のような最後の大切な1ページになることもある。
ハンドメイド品はそういう大切なときに使われることがる。と改めて感じさせて頂きました。
お客さんと作家さんに伝えたいこと
ハンドメイド作家は、作品を自分の子のように可愛い。
そんな愛情をこめて製作してる作家が多いんです。
ハンドメイドを愛しているからこそ、大好きだからこそ、続けている。誰かに届けたいと思ってる。
勿論続けるにはボランティア精神では継続出来ないので、売れることを考えています。でも、愛情もって製作してる作家が多いです。
そういう作家は、お客さんからメッセージを頂けると飛び上がるほど嬉しい。
良い作品を手にしたかったら値下げ交渉はしてほしくない。
時間と思いを込めて作っているから。作家も人間だもの、気持ちが作品に反映してしまう。
良い作品をどんどん生み出して欲しいと思っていたら、嬉しいメッセージを作家に届けて欲しいです。
作家さんは、いつ大事なシーンの一コマにご購入されるかもしれない。
誰かの大切な瞬間を一緒に過ごすものになることもあるかもしれないと想像して、丁寧な製作を忘れないでいて欲しい。
ちょっとした瞬間だったり、一生のかけがえのない1ページかもしれない。
私も改めて身を引き締めました。
大事に丁寧に思いのある作品を生みだしていこうと。
誰かに届けるということは、人と繋がるということ。
それはまた、自分へ跳ね返ってくる。
誰かの嬉しいや幸福は、やがて自分の元へ返ってくるもの。
お知らせしてくださったこと、ご縁を頂いたことに感謝したいです。そして偶然からハンドメイド作家になったこと、続けていられていることに。
サポートはクリエイターとして還元できるように 学びや発信の為に有意義に使わせていただきます。