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第8回WMC「衝撃のクライマックス杯」を終えて

どうも、狼でマジシャンやってます、月乃輪ウルフです。今日は2022年2月22日ニャンがいっぱい続くということで、「スーパーねこの日」らしいです。

ということは200年後のねこの日は、2しか並ばないからハイパーねこの日…?

200年後も盛り上がっているのでしょうか。僕たちがその光景を見ることはありませんが、ちょっとワクワクしますね。笑


さて、先日、第8回WOLF MAGIC CONTEST「衝撃のクライマックス杯」が無事終了しました。WMCとは、賞金付きでテーマありのオンラインマジックコンテストのことです。詳しくは、前回の記事をご覧ください。

第8回もたくさんの方にご参加いただきました。エントリーしてくださった皆様、投票してくださった皆様、そして協賛していただいたkuriss様、本当にありがとうございました。

この記事では、今回の大会の総評をつらつらと書き記していこうと思います。

結果やエントリー作品をまだ見ていない方は、こちらをご覧ください。


衝撃のクライマックスとはなんなのか

今回は18作品ものエントリーがあり、いろんな種類のマジック動画が投稿されました。それでちょっと気づいたのですが「衝撃のクライマックス」というと、二段、三段構成に自然となるんだなあと感じました。

ある現象が起きて、さらにそれを大きく超えるようなオチが待っている、みたいな。

優勝したCacarさんの作品とかがわかりやすいですよね。

1枚ずつコインが移動していき、最後の1枚も移動すると思いきや、全て元に戻ってしまう。とってもわかりやすい衝撃のクライマックスです。

衝撃のクライマックスとは、つまり「予想の裏切り」とも言えるのかなと。

「こうくるんでしょ、と思ったらそれを超えるラストが待っていた」そりゃあ面白いわけだ。


映画やドラマでの衝撃のクライマックスって言ったら、こいつ犯人だろって思ってたら違くて、いや一緒に行動してた仲間が「実は僕だったんだよ」的な展開ですもんね。

もしくは中盤に死んだと思ってたやつが実は生きてて、ラストに助けに現れる的な展開。第3位のあご出汁さんの作品も、完全にそうでした。

あー、これは死んだわと思ったら生きてましたもんね。おそらく、しっかりと真ん中を撃ち抜かれていなかったのが伏線でしたね。それで間一髪助かったのでしょう。


面白い段階構成だなあと思ったのは、準優勝のてるしたさんの作品です。

もうめちゃくちゃ面白いのはもちろんなんですが、他の方々とはまた違う衝撃のクライマックスでした。怒涛のノリと勢い。想像を絶する圧倒的な手数で押し寄せてきました。

確かにこれも衝撃のクライマックスだなと。映画で言うならアクション映画的衝撃のクライマックス。インパクトのあるシーンがどんどんきて、どんぱちやりあうアレです。僕はめちゃくちゃ好きです。


と上位入賞者の作品を見てみても、やはり「段階的オチ」「予想の裏切り」があるのがわかりますよね。こうやって思い返してみると、こういう構造のマジックって結構多いなと思っています。やはり驚きを提供するコンテンツですから、この手法が取られやすいのかなとも感じました。

ぜひ皆様も衝撃のクライマックス、研究してみてください。


第9回のテーマは"マジシャンあるある"

Twitterを追ってくださっている方はご存知かもしれませんが、第9回大会のテーマを早速発表させていただきました。まだご覧になっていない方は、ぜひご覧ください。


というわけで、第9回のテーマは「なんかやって杯」となります。

マジックをやっていると、一度は経験するこのシチュエーション。マジック界隈ではよく議題に挙がるテーマですが、この大会では各々のマジシャンが思い描く即興マジックが一堂に会するのかなと思います。

詳しいルールについてはまた後日説明をしますが、一点だけ。

「なんかやって」というシチュエーションなので、ゴリゴリに仕込みまくるマジックは避けてください。「なんかやって」と言われてトランプマジックはやるのはどうなの、とかいう議論もよくあると思いますが、この大会では自分で普段持ち歩けるレベルとかならいいかなと思っています。ワンデックとか、財布の中に銀貨入れとくとか…etc

 なので、がっつりスチール用のカードを至るところに仕込んでますとか、パームした状況からスタートするとかは避けるようお願いします。

わかりやすい基準として、一般的なマジシャンがオフの時に「なんかやって」と言われてできる範囲でお願いします。

開催時期については、3月中旬の週末3日間を予定しています。ぜひいろいろと構想を練ってみてください。皆様の作品を楽しみにしています。


余談になりますが、告知映像に出てくる登場人物は、マジ郎以外は全員マジシャンの名前をオマージュしています。

友人…ユージン・バーガー
ダイ…ダイ・ヴァーノン
アマミ…石田 天海

気づいた人はいましたかね?ちょっとしたお遊びでした。笑


応援やご支援よろしくお願いします

というわけで、第8回の総括と第9回の告知でした。僕のフォロワーさんが「どうしてそんなに賞金出せるんだ…!」と言う方もいらっしゃいました。

確かに、一発大きい額の賞金の大会を年1とかで開いてるのはよく見かけますが、賞金総額約2万円の大会を毎月開いて、定期的に続いている大会はかなり珍しいかもしれません。


ぶっちゃけ、これの運営のために仕事頑張ってるところはあります。もっとぶっちゃけると、地味にカツカツです。笑

この大会を存続させていくためには、どうしても皆様の力が必要になってきます。今回の大会でも、kurissさんが協賛という形で支援してくださりました。本当にかん社の気持ちでいっぱいです。過去の大会でも、たくさんの方々からご協賛をいただいて続けられています。

マジックの楽しさをたくさんの人に伝えたい、その気持ちを胸にさまざまな活動をしています。こういった理念に賛同してくださり、応援したいという方は、第9回大会の協賛を募集していますので、ぜひともご協力をよろしくお願いします。

詳しくはTwitterの方にDMをいただくか、前回大会の告知noteをご覧ください。


直接的な支援は難しいと言う方もいらっしゃると思います。そういった方は、基本毎日マジック関連の動画投稿やツイートをしていますので、RTやいいね、コメントなどをしてもらえると嬉しいです。マジックの楽しさも広がりますし、活動の励みにもなります。どうぞよろしくお願いします。


ということで、これからの投稿や第9回大会も楽しみにお待ちください!僕も楽しみにしています!最後までご覧いただき、ありがとうございました!


月乃輪ウルフ

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