ANYCUBIC Chironの組み立て方法
ANYCUBIC Chironの組み立て方法を写真付きでなるべくわかりやすく説明していきます。
門型の部分と土台を固定、モニター部分の位置を変える、配線をつなぐぐらいなので組み立て難易度は低いです。
サイズが大きいので一人で組み立てる場合は広いスペースを空けておくと楽だと思います。
ANYCUBIC Chironのスペック
FDM式の組み立て型3Dプリンター
本体サイズ:約651mm×612mm×720mm
印刷サイズ:約400mm×400mm×450mm
ビルドプラットフォーム(ガラス)のサイズ:41cm×43cm×3mm
層の厚さ:0.05mm~0.3mm
プリントスピード:20~100mm/s
移動スピード:60mm/s
ノズル直径: 0.4mm
ベッド:温度:最大100ºC
押出機温度: 最大260ºC(理論値)
電源(入力):110V/220V AC, 50/60Hz
電源(出力):24V 最大1000W(最大消費電力600W)
使用可能フィラメント:PLA、ABS、HIPS、Wood、TPU
Amazon.co.jpでの価格は59999円、セール時は50999円が目安です。(2020年6月19日時点)
梱包状態
デカい段ボールで到着します。
写真では分かりませんが、段ボールの上下は側面をみればわかるようになっていました。
一番上にはマニュアル等が入った袋が入っています。
マニュアル等の入った袋と緩衝材を取り除くと門型の部分を取り出せるようになります。
門型の部分と緩衝材を取り出すと、土台部分を取り出せるようになります。
土台部分を取り出すとフィラメント(500g)が入っています。
各パーツの取り付け
まずは土台に巻かれたフィルムを剥がします。
写真で説明されている1~3の結束バンドを切ります。
1の場所はビルドプラットフォームを固定している部分。
2の場所はビルドプラットフォームを動かすベルトを固定している部分。
(ベルトを切ってはダメです)
3の場所は電源部分にあります。
そして、写真では説明されていない4つ目がビルドプラットフォームの下にあるので切断します。
次にマニュアルが入っている袋からT字のパーツが入っている小さい袋を取り出します。
T字のパーツ2個・ネジ4本・スプリングワッシャー4個を取り出します。
(残りのネジやワッシャーは予備です、使いません。)
ネジにスプリングワッシャーを通しておきます。
土台を上部から見るとネジを通す穴が見えるので、使う場所に悩むことはないと思います。
ネジは写真のように下から嵌めるので本体を斜めにしたり横に倒せるような場所で作業をした方がいいです。
モーターが後ろに来るように門型の部分を土台の上に置いて、ネジ止めします。
最初は緩めに左右両方(計4か所)のネジを締めてから、増し締めした方がいいです。
T型の固定パーツの内側にくる部分のナットを写真のよう横方向と縦方向に整列させます。
(フレームの隙間に入るようにする為)
フレームの隙間にナット部分が来るようにはめ込んだ後にネジ止めをします。
次にモニターの場所を移動させます。
モニターはネジ止めされているので取り外します。
この時にネジを完全に外してしまうとナット部分がフレームの隙間に残ってしまうので注意しましょう。
(ネジを完全に外してしまってもピンセット等を使えば簡単にナットを取る事ができます)
フレームの外側へモニターを移動させてネジ止めします。
(USBポートの上ぐらいの位置)
本体の組み立てはこれで終わりです。
次は配線を繋いでいきます。
各配線の取り付け
門型の部分から垂れているケーブルを土台へ接続します。
ケーブルを接続する部分は赤は赤同士、青は青同士で接続します。
プラグの大きさも違うので間違える事はないと思います。
ビルドプラットフォームの下あたりに垂れ下がっているケーブルをZ軸のモーターに接続します。
ゼロ点確認用センサーのケーブルも周辺に垂れ下がっていますが、プラグの大きさが違うので間違える事はないと思います。
(大きいプラグの方がモニターに接続する方です)
モーターの反対側(正面)にあるセンサーにケーブルを接続します。
反対側にあるモーターとセンサーにも同じ様に接続します。
配線の接続はこれで終わりです。
スプールホルダーの組み立て
マニュアル等が入っている袋の中にある黒い鉄板がスプールホルダーになります。
スプールホルダーの組み立てに使うネジは写真のように小分けされています。
小さい方のネジを使って鉄板を取り付けます、
大きい方のネジとナットを写真のように取り付けます。
写真のように本体右側後方に取り付けて使います。
別途スプールホルダーを所有している場合は使いやすい物を使えばいいと思います。
電源投入前に確認する事
組み立てが終わったのでノズル部分を動かせるように結束バンドを切断します。
次にビルドプラットフォームを手で前後に動かし、壁等の障害物にぶつからないことを確認します。
使用する電圧を115Vに変更します。
(購入時は230Vになっていました。)
日本の100V環境でも昇圧せずに問題なく使えるとAmazonでは説明がされています。
最後にコンセントのケーブルをしっかり繋ぎます。
完成
ANYCUBIC Chironの組み立ては特に悩むような部分もなく、広いスペースで作業すれば1人でも簡単に組み立てる事が出来ます。
この後はビルドプラットフォームに貼られている紙とモニター部分に貼られている保護フィルムを剥がして、初期設定をやっていく流れになります。
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