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もう俺は必要ないのか?会社の成長と共に変わってくる社員像?

会社を始めるとき、立ち上げを一緒にやってくれるスタッフは、心強いしありがたいと思う。

何しろ立ち上げの時なんて、寝る間も惜しんで仕事するから、時間外の仕事だからとか、これはできないとか苦手だとか言ってる場合じゃなく仕事するわけです。

社長の世界観を理解し賛同してくれてるから、余計な説明はいらない。夢を共有できてるから。ちょっと任侠の世界っぽいかも。

ブルドーザーみたいなやつ、ほんと助かります。社長もそういうスタッフに出会えたとしたら、それは幸運な社長なのです。

多分そういうスタッフも、何かをやりたくてうずうずしていたか、何をやるべきかわからなくて、迷っていたか・・・そんな時に、自分の前にさっそうと現れて、ワタシに力を貸してくれ ワタシはこんな世界を作りたいのだ・・なんて話されたら、それは思わず乗ってしまいますよね。

そうして、会社が軌道に乗って・・・

給与もしっかり払えるようになって、商品も売れるようになってくる3年目あたりから、少し会社の雰囲気や状況が変わってきます。

起業当時からいたスタッフと、最近入ってきたスタッフの温度差が出始めるのもそのころ。

社長は次のステージに向かって動かねばならなくなってきます。うまく回り始めていれば、さらに欲が出てくるものです。

スタッフの教育やら、販売ルートの拡大やら、経営そのものを見直して、3年以降に向かう経営戦略の必要に迫られてきます。こうしちゃいられね~目先の仕事に振り回されてちゃ生き残れないぞってね。

そう考えたときに、次に必要になってくるのは、今の会社にはいなかった新たなスタッフが欲しくなるのです。社長の長期的なビジョンを共有して、それを戦略的に遂行していく事ができるスタッフや大勢のスタッフの個性を理解しながら管理できるスタッフなどです。そうそう有能な人材です。

会社が成長する時には、必ず必要なスタッフというか、わき役の能力が社長を押し上げる力になるのも事実です。

ではそうなると、ただがむしゃらに頑張る起業時にいたスタッフは、もういらなくなるのか?

ふと、そんなこともちらついたりしますが・・・・

でもね、そこが肝心な所なのです!踏ん張りとこです。

会社には起業から心血を注いできたスタッフは、本当に必要なのです。会社のすべてを知っているから。その会社がなにを世の中に提供していくのかを、心からわかっているからね。

ただ、成長期に必要なスタッフを社内で育てることができるのか!?

そこがトップの本当のチカラの見せ所かもしれません。

ワタシは人を育てることが会社を強くすることだと思っています。焦らないことです。目先の売り上げ拡大より、社員の成長が最後には会社を救うのですから。今だから言えることですが、私自身、たくさんの失敗をしました。有能な社員を切ってしまった苦い経験もあります。

今、振り返ってみると、会社の成長は外から引っ張て来た有能な人達が作ってくれるものではないということです。もちろん、会社の成長に合わせて、外部から必要な人材を入れることはありますから、すべてダメだと言っているのではありません。何事もバランスが大事なことは言うまでもありませんよね。

ただ、よ~く周りを見回してみると、社内で共に成長してきたスタッフがたくさんいればいるほど、素晴らしく頑強な基盤を持つ会社になっていませんか?

必要な社員とは、会社の成長に合わせて自分も成長しようとする人であり、社長は一時的な社員雇用ではなく、将来を見据えた社員教育を怠らないことが、何より大事なことだと思うのです。

これからの企業はただ大きくなれば良いのではなく、持続可能な働き方を社会や社員に示しながら、小さな村意識感覚で経営していく時代になっていくように思います。そうなると、会社の評価も全く違ってくるはずですね。






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