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雑記1:「それが手元から離れていく様が見えて」

常になにか考え続けている。ずっと頭が動いている。
思考は呼吸だ。たぶん呼吸みたいなもんだ、私にとっては。それがなければ死ぬという意味でも、無意識下でそれを行っているという意味でも。
別にこれは勤勉さというか、思慮深さとか、そういうことのあらわれなんかではない。たとえ医者や身内から、お前はそんなに考えごとをするな、病的だと言われても、どうにも止められないことであるから、つまりこれはどちらかといえば悪癖なのだろう。悪癖で、症状で、病なのだろう。ずっと一緒に生きている病。

先程なにを考えていたかといえば、なにが理由でなのかはどうもわからんことだけれど(それが常だ)、短歌を考えていた。取り留めのない思考から単語と文章を抽出して、5と7とに合わせて揃えていく動き。意味がある形には大抵ならない。それを繰り返していくうち、なんとなく生まれたリズムと言葉が意味を持っていく。熱を持っていく。
私はときどきこのアカウントに、あるいはTwitterに短歌を上げている。内容は大体いつも一緒、月と星と海と不眠についてなのが多い。
月は苦手だ。普通の月から構わないが、大きいか、色が濃いか、下の方に位置するかのどれかひとつにでも当てはまると異常な恐怖をおぼえる。だからあまり見ない。星も、だからあまり見られない。
海をあまり見たことがない。海に面した県の住まいではあるがだいぶ内陸の方だ。最後に見たのは10年くらい前、富山で見たものだと思う。
不眠は…とかひとつひとつ追っていくのもなんだか無粋だなと思った。やめた。あとひとつなのに。はは。
そういう感じで、この時間になるとその辺のワードが頭に群れを成してくる。

短歌をやり始めたのは昨年、2023年の大晦日だったのが記録に残っている。なんとなく始めたのが記憶に残っている。
今見たら最後にやったのは先月の20日だった。だいぶ期間が空いた気がしたが、割合そうでもなかったのは、私が生き急いでいる証拠のひとつだろうか。
手元から短歌を離して遊ばせといたら、だいぶ遠くの方に行ってしまったような気がしていた。遠ざかっていった気がしてさみしくなった。だから詠んだ。向こうの方からまっすぐ伸びた目線がかち合った気がしないか?

Twitterに載せたもの、タイトル未定 いまいち感覚が取り戻せなかった
載せたもの、こっちも未定 あんまりガワに触れたことがなかったなと思い試みた

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