夜ふかし
眠れない夜は本を読みましょう。
漫画でもいいのです。
それが嫌なら音楽を聴きましょう。
J-POP、ロック、アニソン、洋楽、演歌
なんでもいいのです。
読むことも聞くことも嫌なら、綺麗な写真を眺めましょう。
でも、結局のところ過ごし方はなんだっていいと思うのです。
「よふかしのうた」という漫画にこんな台詞が出てきます。
''今日に満足できるまで夜ふかししてみろよ。''
眠れないなら無理に寝ようとするのではなく、自分が満足できるまで夜という時間を楽しむのも1つの正解だと私は思います。
私にとって夜ふかしは、スリルとワクワクを感じさせてくれるものでした。
それは幼少期、母から何度も早く寝なさいと怒られてきたからでしょう。
バレたら怒られる。
けれど、みんなが寝静まり静寂に包まれた夜という時間に、私1人起きている特別感を子供ながらに楽しんでいたのかもしれません。
そんな時に読んだ本の中にときめくような文章との出会いがあるかもしれない、
共感できる歌詞に自分は1人ではないと安心を与えてもらえるかもしれない、
美しい景色にその日1日の嫌な気持ちを洗い流してもらえるかもしれない。
でももしかしたら、現実との違いに悲観的になることもあるのかもしれない…
実際に私も、本や映画に対して現実はこんなにうまくは行かないと苛立ちすら覚えることもあります。
でもそれでも良いと思うのです。
ポジティブな感情だろうと、ネガティブな感情だろうと、その時に生まれた感情が大事なものなのです。
その思いを自分の中で大切にしながら眠りについたら、きっと目が覚めた時に昨日の自分より少しだけ成長していると私は信じています。
ちょっとした悪戯も、流した涙も、嬉しかった出来事も、夜の暗さが全てのことを隠してくれます。
そうして誰にもバレずに私だけが私のことを独り占めするのです。
ここを訪れた人の夜が素敵な時間になりますようにと願いを込めて.🌙
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