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ゼロリスク志向と中学生時代のわけわからん思い出

ABEMAの動画でゼロリスク志向について紹介されていた。

ゼロリスク志向とは最近の若者に広がっている考え方で、
簡単に言うとノーリスクを追求しすぎるあまり、まったく挑戦しなくなってしまう状態のことだ。

動画内では、「デートで楽しくないと思われたら悲しいから、デートも恋愛もしなくていいや……」という例などが紹介されていた。
少子化まっしぐらである。

学校に通う生徒たちにとっては、今のSNS時代において下手に告白なんてしようものなら、クラス中に告白されたことがばらされるリスクがあるらしい。

さらには告ハラ(告白ハラスメント)という謎概念があるようで、好きでもない人から告白されたらハラスメントになるという。

・同じ部署、上司・部下の関係など、
今後の仕事に支障が出る可能性があることを考えずに告白してくる

・こちらがどう思うかを考えず、自分の気持ちを身勝手な形でぶつけてくる

告ハラ実例

いや上の例はともかく下の例を言い出したらもう告白とか無理じゃんと思ってしまうが、世の中大変である。


そしてふと思い出した。
自分の中学時代の懐かしい思い出を。

いや、女の子から告白されたとかいう甘酸っぱい話ではない。


ある日、本当に何の前触れもなく、

自分がラブレターを渡したことになっていた。


いや、困惑以外の何物でもない。
ラブレターなんて生まれてこの方書いたこともないし、
はっきり言うとその頃の自分はギャルゲーに夢中だった。

毎日毎日、「家に帰ったら恋人がいるぜ!!」と本気で思っていたし、
だから学校が終わるのが楽しみで仕方なかった。
普通にヤバい人生である。

ラブレターを渡されたという子は普通に性格もよくて、人間として良い子だなと思ってはいたが、そもそも会話もろくにしたことがない。
その女の子は相当困っているようだったが、俺も困っとるわという話だ。

その子の取り巻き連中が、「あいつ身の程知らずじゃな~い?w」と自分の方をチラチラ見ながら聞こえる声で話していたのを今でも覚えている。

これがライトノベルだったら、その子との話し合いを経て誤解が解け、これを機に友達関係くらいにはなりそうな展開だが、この世界はライトノベルではない。

自分が選んだ選択は「スルー」である。

誰が自分の名前を使ってラブレターを送ったのかは知らないが、それに付き合ってやる必要はない。自分はオタクグループで楽しくやれていればいいのだ。もう知らないっ!

オタク友達は自分がギャルゲー中毒者だと知っていたので、ラブレターを渡したなんて欠片も信じていなかったのが救いだ。
ラブレターの話なんて一瞬で忘れ、互いのオタク話へ移行した。

考えてみれば、この友人たちが居なかったら周囲の嘲笑で心が折れていた可能性もあったのかもしれない。持つべきものは理解ある友達なのだ。

(しかしこれ、よく考えたらイジメだったのか……?)


そんな思い出話。

ゼロリスク志向で告白を避ける若者がいる中、
勝手に告白したことにされる自分みたいなのもいる。

まったく、逃げ場のない酷い世の中である。


告白とは関係ないが、ニート歴のある自分に言わせてもらうと、
ニートでいるよりは職に就いた方が良いというのはガチだ。

ニート時代にやったこと、基本的に全然記憶にない。
2年間のうちでマザータッチと断食と糖質制限以外に何をしてただろうか…?

やはり挑戦は大事だ。自分も給料はともかく、就職したからこそ日本のあちこちへ行って、今の旅行記が書けている。

いや、職についてないのはゼロリスクじゃなくハイリスクか…?


……まあとにかく、みんな頑張って生きようね!(適当)


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