【つながる旅行記#164】水木しげる記念館①~思った以上に多い作品たち~
前回はまだ店の開いていない朝の境港を巡っていた。
長いこと散歩をしてついに街が目覚め始めたので、再度巡っていこう。
そして、水木しげる記念館へ行くのだ。
そんなわけで、駅前から移動開始。
歩いていると、近くに妖怪倉庫というものがあるらしい。
チラ見していこう。
あった。
思った以上に倉庫だった。
しかも反対側だった。
これはなかなか良さそうじゃないか……!?
でも記念館に行くって言っちゃったしな。
また今度来よう。
そんなわけで、どんどん記念館のあるアーケードへと近づいているのだが……
なんかいた。
そう、境港市がいよいよ観光地として動き出したようだ。
こうして境港市では、色々なゲゲゲの鬼太郎キャラクターが街を歩きはじめるのである。
朝は無人だったアーケードもこの人だかり。
では、水木しげる記念館へGO!!
中に入ると、水木しげるの作品があれこれ展示されていた。
なんだか想像以上に知らない作品が多い。
そういえば今の漫画家は代表作+いくつかの過去作って感じの人が多いように思うが、昔の人は単品の作品がいっぱいあるパターンが基本な気がする。(気がするだけで実態は知らない)
なんと自分の愛する縄文を舞台にした作品も描いていたとは……!
ちょっと過去作全部読みたくなってきた。
電子書籍ならあるか……? (無かった)
そして有名な水木しげるの実体験を元にした「総員玉砕せよ!!」もあった。
ここでの戦闘で水木しげるは爆撃により左腕を失ったのだ。
ちなみに水木しげるの所属したニューブリテン島のズンゲン支隊は、凄まじい戦いの末、全員玉砕した……というわけではなかった。(水木さん生きてるし)
でも師団司令部が大本営に「全員玉砕!」と伝えてしまったので、虚偽の報告にならないようにと、その後生き残っていた人たちを全員どうにか玉砕させて帳尻を合わせようとした話が超怖い。(大規模戦闘がその後なかったのでどうにか助かった)
戦争というか、当時の思考回路が怖い。
ヒットラーの漫画も描いていた。
手塚治虫といい、戦争経験のある漫画家はヒットラーを描くものなのだろうか。
しかしこうしてみると本当に独特の画風で魅力的な絵だ。
自分はイラストにも興味があったので試しに挑戦してみたことがあったが、あくまでも人のマネでしかなかった。
水木しげるのような、独特な表現を自ら生み出す人はすごいなと思う。
すごいなあ……!
ねずみ男が大卒で博士号を持ち、結婚歴があったことに衝撃を受けつつ、次回も引き続き記念館を巡っていこう。
そんな感じで次回へ続く…!
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