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めっちゃ熱く語ってたので『リズと青い鳥』を見る【いんよう!】
以前Spotifyのおすすめラジオを紹介したが、
外出時のBGMとしてホントにめちゃめちゃ聴いている。
『歴史を面白く学ぶコテンラジオ(COTEN RADIO)』に至っては、
一番始めの回から最新の回までついに追いついてしまった。
倍速機能を使っているとはいえ、アーカイブが約300回もあって大体30分をほぼ越えてくるこの番組を全部聞いたとは……。
面白いわ勉強になるわで最高なので、みなさんもぜひ聞いて欲しい。
……というわけで、今はもう一つのおすすめ番組である『いんよう!』を最初の回からどんどん聴いているところだ。
どんな番組かというと、「元生物研究者の牧野曜と病理医ヤンデルによる科学コミュニケーションPodcast番組」である。
生物研究者と病理医の小難しい話をこうして部外者が聞くことが出来るなんて、現代は素晴らしいなと思う。
もちろん、「抗体の値段が高くて~…」とかいう話が意味不明だったりする自分のような人も大丈夫。この番組はアニメ話も満載なのだ。
牧野曜氏の落ち着いた良い声で、”めちゃめちゃ濃いオタク話”をされるのが奇妙で面白い。
自分は今まさに第55回を聴き終わったところなのだが、
第54回と第55回は『リズと青い鳥』という劇場版アニメの細かな演出についてひたすら語っている回だ。
牧野曜氏はこの映画を劇場で8回見ている。
そりゃ熱く語れるわけである。
当然だが、作品への解像度がそこらの人間とは段違いなのは言うまでもなく、間違いなくこの映画を解説するにふさわしい人と言えるだろう。
そしてまあ例によって、この『リズと青い鳥』、
U-NEXTなら見放題なのだ!!
![](https://assets.st-note.com/img/1665548658744-kJSaCRqABF.png?width=800)
なんだか最近の自分はU-NEXTの下僕みたいになってきてる気もするが、
無料期間勢なので許して欲しい。本当にU-NEXTは作品数が多いのだ。
気になった映画をとりあえず検索すれば、U-NEXTに置いてある。
一応このアニメに関してはAmazonPrimeVideoにもあるのだが、
dアニメストアとの別契約が必要になってくる。
あと無駄にチャプターが分かれててなんだこれ状態。
![](https://assets.st-note.com/img/1665548746991-eAeFuc8E0S.png?width=800)
まあそれはさておき、
これだけ熱く語られた作品だ。
さっそく見ていこう。
京アニ作品を見るのも久々……でもないか。 メイドラゴン見たし。
というわけで見た。
はぁ……さすが京アニだわ……。
作画の細かさ、キャラクターの感情表現、カットの種類の豊富さ……。
本当に素晴らしいアニメを作るなあ。
作品の説明をすると、これはTVアニメで放映された、
「響け!ユーフォニアム」という作品のスピンオフ映画である。
今作はTVアニメ版でのメインキャラは抑えめで、別のキャラクター2人がメインだ。ちょっと等身も変わって、大人っぽい見た目になっている。
さて、「いんよう!」で語られていたことを少し書いてみよう。
・この映画はアニメだが、テンポは実写映画である
・先輩を煽るTV版メインキャラ二人組の意図を感じろ
・フグは望まれない愛され方の象徴でもあり、個人的な可愛さの象徴
・くねくねする後輩と横お辞儀がヤバい
・口だけとかじゃなく全身を動かしているぞ
・ピアノの映り込みすら描く
・演奏の変化を作画でも伝える凄さよ
・「フルートが好き」とは言わないあの場面
・登校から始まって下校で終わる
・作品の色合いも青から黄色、オレンジへ変化
・最初は揃わない足音がラストでは揃う
・最初とラストの位置関係の変化が意味するもの
・最後の音
いやこれ以外にもあるのだが、ホントによく見ているんだなと思う。
研究者は日々これくらいの観察眼で世界を読み取っているのか…?
自分はこれらの項目をあらかじめ『いんよう!』で知ってから映画を見たので、「おー!ここがそのシーンか!!」とすぐ気づくことができた。
お陰様でとても素晴らしい視聴体験になったわけだが……。
……自分が見ただけじゃ気づけた気がしないな。
なんだかもう本当に、自分は深く味わいもせずにただただ作品を消費しているだけなのかもしれない。
皆さんも是非、『いんよう!』で熱さと情報を注入した後に映画を見て欲しい。凄い作品が更に凄いことになる。
……映画解説者の存在って、やっぱり大事なのかもしれないな。
さて、これはスピンオフだと言ったが、
当然元となった「響けユーフォニアム!」はU-NEXTに存在する。
しかもTVシリーズも劇場版も全て見放題。
![](https://assets.st-note.com/img/1665580968582-dsrFwPCixY.png?width=800)
おいおい……
時間が足りんよ……!!
まあせっかくなので、TVアニメの後日談っぽい劇場版を見てみた。
![](https://assets.st-note.com/img/1665595970116-5TaY2Pbl1Z.png?width=800)
ふふ……!やっぱりこの久美子のダウナーな演技は最高だな……!
あとこの映画でも”リズと青い鳥”が演奏される。
というか、同じ時間軸で別の視点から映像化したということか。
・・・
何だこのキャラ立ちまくりな後輩は……?
楽器の作画ヤバすぎ……!!
なんだこの謎のロール紙は……?
グルグル鎧塚さん!!?
えっ……。
部長……ッ!!
……こっちも神だったので見ましょう。
そしてこの楽器が何なのか私に教えてください……。
![](https://assets.st-note.com/img/1665598672317-hxNb3jliOb.jpg?width=800)
【追記】
『いんよう!』第120回で、ドイツ在住の方のお便りの内容がとても面白かったので、紹介……は冗長になりそうなので、聴いてください。
ドイツ語になったリズと青い鳥の内容の変化など、非常に興味深い!
【更に追記】
ぽてとさんという神によって謎楽器の名前が判明しました。
その名も『ウィンドマシーン』。
その名の通り風の音を産むマシーンらしい。
ぽてとさんによるとアルプスの詩という曲で多用されているそうだ。
早速探す。
めっちゃ使われてるーー!!
これはたしかに風の音だ。
ぽてとさんの学生時代には、用務員さんが作ってくれたらしい。
(用務員さんレベル高いな)
あぁ、喉の奥に引っかかっていた骨が抜け落ちた感覚。
ウィンドマシーン。
これからは自分も知らない人に教えていこう。
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