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【自転車】1日2回のパンクからの追加パンクにより、精神は限界を迎える【イージーパッチ】

自分の体調が最悪なことには気づいていたが、なんと相棒である自転車も限界を迎えていたらしい。

つい最近パンクして自転車屋に駆け込んだ記事を上げたと思ったら、ここへきてまたパンクしたのである。

相棒よ、厄年なのか? (いや、自分か……?)

※過去のパンク記事↓

というかよく見たら上の記事は一ヶ月前のものだった。

(時の流れ早すぎないか?)


ともあれ、これで相棒のパンク回数は累計で結構なものになってしまった。

お前の管理が悪いんだろ」と言われればそれまでだが、さすがにパンクを繰り返すごとに多少は知識がつくもの。

要するに今回は自分の理解を越えていた事例ってことですね!!


※基本的なパンク要因がわかるY's Roadの良い紹介ページ↓


世間で紹介されているパンク事例はあくまでもよくあるパターンのものが多いだろうし、そうではない事例を乗せることには多少の意義があるはず。

なので今回の件は記事に書いて残しておこうと思う。


……私の悲しみの記録、ご覧いただきたい。


修理部分だけみたい人は目次から直接GO!!)



【試される朝とパンクの原因】

ある朝、駅に到着した自分は駐輪場で自転車から降りようとした。

するとその瞬間……

『パァン!!!!』

……駐輪場に銃声が響き渡った。

音の発生源は自分の尻……というか後輪である。


朝からテンションが最低状態になったのは言うまでもない。

なにせこれによって仕事終わりに自転車屋に長時間チャリを押していくというタスクが加わったのだから。

しかも今日は終日なのである。

……神は自分を朝から発狂させたいのだろうか?


で、仕事後にどうにか自転車屋に到着して修理をお願いすると、原因はリム打ちパンクなのではないかという。

しかし空気圧に関しては舞鶴の一件以降常に気を付けていたので、正直信じがたい。

それにリム打ちパンクには基本的には穴が2つできるものだが、チューブ側に確認された穴は大きなものが1つだけである。


一応リムテープも年期が入っているということで巻き直してもらい、チューブ交換を終えて自転車屋を後にした。

工賃を含めて、今回は結構な出費となってしまったが仕方ない。

これは必要経費なのだ。


さあ、さっさと家に帰って寝よう……

『パァン!!!!!』

あのさぁ……


【原因は別にあった】

雨の中、再度自転車を押して自転車屋に向かう。

(厄日すぎるだろ…)

自転車屋に陰鬱な顔で到着し、またパンクが起きたことを説明。


その後店員さんの徹底した調べにより、『タイヤの横部分に亀裂があり、そこにチューブが噛んでパンクしていた』ということがわかった。

チューブの噛み込みという現象は素人のパンク修理でよくあることらしいが、どうやらタイヤのサイドに入った亀裂でも起きるらしい。


この亀裂がいつ出来たのかだが、思えばこの前ちょっとした段差に乗ろうとして、ズルっとタイヤを滑らせた記憶はある。

あのときに亀裂が入っていたのだろう。

そして毎日タイヤの様子なんて詳しくチェックするわけもないので、亀裂は放置され続けて成長し、いよいよパンクするレベルの亀裂になったというわけである。

そっかぁ……こういうパンクの仕方もあるのか……。


亀裂の入ったタイヤなんてもう使えないので、追加でタイヤ代を払い、今日だけで1万円くらい吹っ飛んだなと思いつつ店をあとにする。

しかしなんと、このとき店員さんは店の営業時間を過ぎて対応してくれていたのだ


やっぱりこの自転車屋で自転車買おう……!!


そんな単純さを再び発揮しつつ、自分は帰路についたのだった。


【終わらない厄日】

翌日、自分はクリーニング店に向かうため相棒を走らせていた。

無事に後輪は直ったようで、快適に走れている。


しかし……?


『シュ〜〜〜…』


……絶対聞きたくない音が前輪から聞こえてきた。

前輪は1ヶ月前に直したわけだが、まさかその再発か……?

思えばあのとき、パンクの原因はわかっていなかったのだ。

やはり原因はどこかに残っていた……!?


「こいつまた来たわ」と思われそうだなと考えつつも、昨日の自転車屋に再び向かう。

が、まさかの本日定休日!!


どうにか空気は抜けつつもまだ乗れはしたので、一旦自宅へ帰還することに。

(これは久々に自分で修理することになるな……)


【自宅での修理開始】

部屋の中にブルーシートを広げ、修理を開始する。

貴重な日曜はこれで消滅するが仕方ない。

なお、相棒のブロンプトンは後輪を外すのが最高に面倒くさいのだが、今回は前輪なのでまだマシな方である。

前輪はシンプル

ではさっそく、いったいどこから空気が漏れているのかを探る。

ポンプで空気を入れてみると、絶対これが原因だろという部分が速攻で判明した。

亀裂

どう見てもここだよ……。

ここに小石が挟まったりして、それがチューブに穴を開けたのだろう。

というか他の場所では実際に小石入っとる!!

なんとこの亀裂、タイヤ全体で似たようなものが3箇所もあったのだ。

(て、店員さんはこれを見逃したんですかね……?)

3箇所目

亀裂は3箇所だが、どうやら空気が漏れているのは1箇所のようだ。

しかしこれでは他の場所も時間の問題だっただろう。

タイヤ交換したのはここに住み始めてからだし、1〜2年前レベルだったような気もするが……諸々の事情で劣化が早かったのかもしれない。

そしてチューブに見事なパンク穴を発見。

すんなり見つかってくれたのはよかった。

諸悪の根源

そして原因箇所の亀裂を開くと、見事に小石が入っていた。

外からは確認できないレベルで中に入り込み、傷をつけていたのだろう。


なお、内部が緑色なのはパンクガード部分の色だ。

シュワルベマラソン
グリーンガード

3mm厚のガードなら大丈夫だと思っていたが、内部に入り込んでグリグリされ続けたらさすがに意味はないのか……。

当たり前だが、タイヤの状態は定期的に見ないと駄目だな。

タイヤ側にも穴を確認
穴ら

さて、どうやって修理するかだが、今回はイージーパッチを使ってみようと思う。

イージーパッチ

これは非常に簡単にパンク修理が出来ると評判で購入したもので、ヤスリでパンク穴部分を5mmほど荒らしたら、パッチを貼って押さえるだけという凄い商品なのだ。

700kPa以上の使用には注意

ただし、700kPa以上の使用には注意という表示がある。

なんだそりゃという話だが、700kPaは7barであり100PSIである。

これは結構な高圧なのだが、この自転車は小径車だし、自分は体重もあるので7barは普通に入れる範囲だ。


なので高圧でもイージーパッチは問題ないのかを確認する実験も含めて、今回は試したいと思う。

(どうせ明日にはAmazonで頼んだチューブとタイヤが届くし)

ヤスリとパッチ
穴部分を荒らす

なぜかパッチを貼った際の写真は撮り忘れたが、透明なシールみたいなものを貼って押さえただけである。

基本的にこういうパンク修理のパッチは接着剤を使うものだが、本当にシールを貼って押さえるだけの修理で大丈夫なのだろうか……?

7.3bar

7.3barの空気圧でとりあえず置いておくことにしよう。

……明日になって空気が抜けてないことを祈る。


修理完了!!
(たぶん)



そんなわけで長めの記事になってしまったが、これが少しでも誰かの参考になったなら嬉しい。


そして今、カップ焼きそばを作ろうとしたら、亀裂からお湯が漏れてカーペットが大変なことになった

……厄日は終わっていなかったようだ。

人生で初めて遭遇した現象

……なんだろう、ここまでくると大いなる意思が「亀裂」という現象や単語を通して自分に何かを伝えたがってるんじゃないかとすら思えてしまう。

今後肉離れとか起きるのだろうか?

勘弁してほしい。


まあそんなわけで自分は酷い状態ですが、その分皆さんには幸多からんことを。

あと自転車のタイヤの様子をこれを機会にチェックしてみたら、救われるかもしれない。

相棒は大切に。


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