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人生初の『シュトーレン』を熟成させつつ、クリスマスを想う

クリスマスが今年もやってくる。

そして去年に引き続き、もちろん今年もクリぼっちである。

去年は「ぼっち・ざ・ろっく!」のおかげで多少は彩られていたクリスマスイブだが、特に入れ込んだアニメもない今年はどうなるのか。


思えば去年のクリスマスに書いた記事は、圧倒的にクリスマスに無関係な「三四郎とChatGPTの記事」だった。

あの日は頭痛でどうしようもなかったのでストックを消費したのだろう。

なんかもう散々である。

去年のクリスマスはクリスマス感が皆無だったな……。


そして先ほど買い物に行って何も考えずに鍋の具を買ってきてしまったので、今年のクリスマスのご飯は鍋の残りになる可能性が極めて高い。

おいおいこれはまたクリスマス感ゼロの食卓になるのか……?


……いや、実は数日前の自分がしっかりと対策してくれていた。

今回は『シュトーレン』を買ってあるのだ。



シュトーレンは、クリスマスに食べられる圧倒的な保存食である。

もちろん自分が知ったきっかけはDr.STONEだったのは言うまでもない。

というかDr.STONEで知るまで、正直シュトーレンという存在を現実世界で認識してなかった。

さて、パンなんて袋から出して常温放置したら数日で大変なことになる筆頭なわけだが、シュトーレンは日にちが経つごとに変化する味の違いを楽しめるほどに保存が効く

むしろできたてよりも寝かせたほうが美味しいと言われているくらいだ。


そして最近流行りのフリーレンみたいな響きから分かる通り、シュトーレンはドイツの菓子パンである。

歴史を辿ると、昔のシュトーレンは宗教上の理由で質素なもので、それをザクセン選帝侯が法皇に頼んでバターOKにしてうんたらかんたらという流れがあるようだが、そこらへんは個人で調べてほしい。

自分はそんなことよりもキリスト教に断食があったことや、ドイツ連邦共和国大使館・総領事館のサイトで見た『角の生えたムック』みたいなものが気になってしょうがない……!


というわけで、出かけた先で買っておいたシュトーレンがこちら↓

いや切れ端かよ」という幻聴が聞こえるが、この薄い2切れで500円越えなのだ。

シュトーレンは他の菓子パンよりすごく高価なのである。

理由としては、バターやナッツ、レーズン、洋酒などをふんだんに使用することで、ちゃんとした保存期間を担保できる商品にしなければならないからだろう。

丸ごと買おうと思ったら2000円越えは余裕で、有名店では6000円なんてものも普通にありえる。

まあ今回切れ端を買ったのは、自分は初シュトーレンだからということで日和ったのもあるけども……。

(嫌いな味だったら処理に困るし)


それはともかく、この賞味期限に注目してほしい。

24. 1.31

およそ菓子パンとは思えない期限が書かれているのがわかるだろう。

年越ししてもしばらくは余裕で食べられるのだ。すごい。


とはいえ流石にこの切れ端だけじゃ味もわからないまま食べ終わるかもしれないと思い、イオンの食料品売場に比較用シュトーレンを探しに行った。

時期だけあってシュトーレンはしっかり置いてあったのだが、賞味期限を見ると12月27日

これは本当にシュトーレンなのだろうか……?


そんな疑念が湧いた自分は、その後別のパン屋へ行ってシュトーレンを購入。(1000円の小さいやつだけど)

こちらは賞味期限が来年の2月半ばだったので、きっとしっかりシュトーレンっぽく作ったものだと信じている。


つまりシュトーレンを買うときは賞味期限を気にするのが大事かもしれないということだ。

商品名がシュトーレンだからといって、長く食べられるように作ったものかはわからない。

気をつけねば。



というわけで、クリスマスはおそらく鍋になるだろうけど、シュトーレンで申し訳程度にクリスマス感を出していくとしよう。

駅で買った切れ端シュトーレンと、パン屋のシュトーレンで比較もできる。

シュトーレンにも色々あるらしいのだ。

いやはやしかし、出かけた先でシュトーレンを買っておく決断をした過去の自分に感謝。


まあ『洋酒もレーズンもさほど好きではない』という一番の問題点があるのだが……

それは自分の味覚が今では変化していることに期待しよう。

意外に全然OKになっている可能性もあるし。


今年は頭痛が起きなきゃいいなと思いつつ、クリぼっちに備えたいと思う。


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