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UMPCが盛大に膨れ上がっていたので、分解してバッテリーを抜く【GPDmicroPC】

UMPC……何の略かというと『Ultra-Mobile PC』なのだが、自分の旅行で活躍してくれたアイテムの一つだ。

「スマホがあれば何でもできる」と言われて久しいが、やはりPCが欲しい場面というのは出てくる。(……出てくるよね?)

しかしノートPCでも余裕で1kgは越えてくるし、無駄にカバンを専有するノートPCは持ち歩きたくない……!

そんなあなたに、PCの中でも超小型のUMPCというわけだ。

死んだヒンジ

で、こちらは満身創痍でこの前ヒンジも壊れた『GPDmicroPC』。

もはや蓋を完全に開く完全に閉じるかの2択である。


だがそんなことよりも重大な問題が発生した。


バッテリーが膨らんじゃってもう大変なのである!!



これにより他のUMPCやスマホやモバイルバッテリーをあわせて、
バッテリー膨張四天王』が爆誕してしまった。

バッテリー膨張四天王

だがこれらをメーカーは回収してくれないようだ。

どうすんだこれ……?



しかし他はともかく、このGPDmicroPCは救いたい事情がある。

MacBook Airが家にある現在、大半の用事はそっちで済ませているのだが、まだまだwindowsに頼りたいことは多い。

そういう場合に、わざわざデスクトップPCを起動するのは面倒の極み。

GPDmicroPCはそういうとき実に都合が良かったのだ。


……救わねば。

ということで蓋を開けた状態がこれである。

はち切れんばかりのバッテリーの圧によって、緩めたネジが1本どこかへ吹っ飛んでいったが、忘れよう。

ではバッテリーのコネクタを外して……

この粘着テープで固定されているであろうバッテリーを、

優しく労りつつ徐々に外していく


……取れた。

どうやら板状のバッテリーを2つ重ねにしていたらしい。

バッテリーが無くなってスッキリ

そしてこの充実の端子類をご覧あれ……!

自分が数あるUMPCの中でGPDmicroPCが気に入っていたのは、あらゆるものに本体だけで対応しようとしているこの姿勢に由来する。

・USB端子 (計4つ ※1つはType-C)
・microSDカードスロット
・HDMI端子
・VGA端子
・有線LAN端子
・有線ヘッドホン端子
・タッチパッド
・右クリック、左クリック、マウスでいう中央ボタンあり
・UMPCにしてはそこそこ打ちやすいキーボード(意味不明な配置だが)
・キーボードバックライト
・シングルタスクならそこそこ頑張る性能

なんと小さなボディにここまでの機能が詰まっているのだ。
旅のお供として非常に役立つ存在だというのがわかるだろう……!!

しかもこれはバッテリーがなくなって339gに軽量化!


(……まあ家で使うならノートPCの方が普通に良いとは思うけども)


閉じた

そんなわけで、バッテリーを抜いて再びスッキリしたボディ


えっ? 新しいバッテリーは入れないのかって?

まあもう月に数回使うかどうかだからね……。


なおバッテリーを抜いても、電源にさえ繋げばこのUMPCは動作する。

バッテリーがありません表示

元から基本的に電源供給しながら使うことが多かったし、出先でどうしても使いたい場面では、前に記事にしたCIOのモバイルバッテリーで十分な電力供給ができることは確認している。

正直今後使う機会は稀だろうけど、もしあればその際は頼ることにしよう。


今はただ、使っていても爆発しないことに安心している。



そんなわけで、『バッテリー膨張四天王』を『バッテリー膨張三銃士』に押し止めることができた。

しかしバッテリー膨張問題はどんな製品でも起きうる問題だ。

自分は中国製UMPCが2つやられたわけだが、安心安全に思えるApple製品でさえも、この膨張は例外ではない。

なんだかそう考えると、自分は他にも大量の爆弾を部屋に置いているようなものだなと思う。

やっぱりこういう保存容器↓もあったほうがいいのだろうか……?

なんだか「バッテリー保存には土鍋が良いぞ」という話も見かけるのだが、世間では土鍋の耐熱性に関わるリチウムを含んだ土が、リチウムイオンバッテリー需要増大のために価格高騰しているらしい。

まさかバッテリー需要のせいで土鍋業界に影響が出ていたとは。

やっぱりとりあえず記事を書いてみると色々発見があるものだ。


みなさんも長いこと放置している電化製品があったらチェックしてみることをお勧めする。

もしかしたら爆発寸前なのかも……!!


(土鍋探しにいこう)


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