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【ドラクエ】冒険の書が消えることを深堀る

ドラクエ3リメイクの記事を書いたことで、久々にドラクエに思いを馳せることになったわけだが、そういえばと思い出した事がある。

昔のドラクエって当たり前のようにセーブデータ消えたよなと。


いや、今のゲームの基準で考えたらセーブデータが消えるなんて大問題にもほどがあるのだが、当時はそんなもんだと受け入れてしまっていた。

まあ昔は長々と『ふっかつのじゅもん』とやらを手書きでメモしていたというし、それに比べたら利便性のための仕方ない犠牲だと考えて許容していたのだろう。

抗えないこの世の理不尽として。


だがどうも冒険の書に関する情報を今になって調べてみると、そうとも言えない感じがしてきたのである。



冒険の書システムは、SRAMボタン電池によって実現されていたセーブデータ保持の方法だ。

ゲーム中でセーブデータを保存するための動作を行うと、SRAMにその情報が保存される。

だがSRAMは変な電流が流れるだけでデータが破損するようで、それによって読み込めないデータになってしまった際には、

次にプレイしたときに”データを消す処理”が行われる

おきのどくですが ぼうけんのしょ1は きえてしまいました

上記の文言はゲーム起動後すぐの画面でセーブデータが消えてしまう時に表示されるものだが、まさにこのときに削除が行われていたのだ……。


そしてまあ、データの破損ならしゃあないか……と思いもしたが、なんかデータが破損してないのに消すこともあるらしい。(大問題では?)

実際にはセーブデータは破損していなかったとしても、そのデータの読み込みを失敗してしまうことがあった場合、その際にも「このデータはおかしい!!」ということでデータ削除プロセスが働いてしまうようなのだ。

そりゃあんなに消えるわけだわ……。


そして上記の記事では、ドラクエ3のファミコン版の初期ROMのバックアップが不安定だったことについて触れている。

初期のドラクエ3(FC)はあまりにもデータが消えるので、後期ROMに関しては任天堂があれこれして消えにくくしたらしい。

そんな歴史があるんだなあ……。


っていうかファミコンの頃からこのシステムあったの!?



なんだか驚く部分があっちこっち変わってしまったが、この歳になって昔プレイしたゲームの裏事情をあれこれ知ることは多い。

そしてあらためて、今のゲームは本当にユーザーに配慮されたものが多くなったなあと思う。

また余裕が出来たらゲームをやる時間を設けたいものだ。

(自分はすぐ10時間とかプレイするから危険なのだが……)


ああ、ドラクエ12はどんなことになるんだろう。

できれば3年以内にお願いしたい。

さすがに厳しいかな……?


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