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【前向き】になれる一冊

ヴァイオリニスト穴澤雄介さんの「見えなくなったら、希望がみえた
(盲目の音楽家が教える!「逆転」のための授業」




📚この本は不幸を不幸だと感じさせない。
 逆境をチャンスへ。
 マイナスをプラスにつなげる。
 
今、自分がどれだけ恵まれているか、つらいと思うことも実はそんなに大したことではない。何でもある恵まれた環境は逆に不利になることも、逆につらいと思う状況の時こそチャンスであることを学ぶことができた。



📖盲目のバァイオリニストである著者。
 盲動となり、両親の離婚、蒸発からの孤独と貧困。
 そんな過酷な環境にも負けず、逆境をチャンスととらえ成功へとつなげるアイデアと行動。
 自身の経験より、逆境に負けない思考法と勇気を与えてくれる内容。

 著者が冒頭でこの本で伝えたい事と語っていた言葉。
「人生は環境や能力だけでは決まらない」ということ。

まさに、ご本人が実践されてきて証明されていることで、とても前向きにさせてくれて、希望を与えてくれる。



📝これだけの状況下の中で、常に前向きに考え逆境を乗り越える姿はとても勇気を与えてもらえる。
そして、今の自分の環境はどれほど恵まれていたのかと再認識した。

そんな恵まれた環境でも不満に思ったり、何か行動に移せないのは「環境や能力」のせいにしていたりしたことを恥ずかしく思う。

図書館でたまたま目に留まって読んでみた本だが、出会えて良かった。
著者が、「~のあなたのために」とした人が周りにいたら、この本のことを
教えてあげたい。


💡アイデアを育てるという視点においては、満たされていることは不幸なことなのです。

💡恵まれている人をいつまでもうらやんでいても、恵まれていないことをいつまでも
恨んでいても、何も状況は変わりません。それどころか、ただひたすら落ち込むだけ。
それよりも、今の状況を打破する方法、逆にプラスにすり替えてしまう秘策、それを一生懸命考えるほうが、ずっと有益です。


💡こうした恨みの感情の恐ろしい面は、自分をつらく苦しめるだけでなく、同時に自分への甘えやブレーキにもなっているのです。

「ダメな今の自分への言い訳」に使えてしまうのです。


💡ゴールは一つじゃない。
 だから比べなくていい
「人生はトラック競技ではない」


駄目な私たちが勝っためには?
ズバリそれは、彼らが進んでいった道とは別の「抜け道」を探し当てて進むことです。

あるいは、彼らと同じ「歩く」という手段とはまったく別の手段を使って、ゴールを目指せばよいのです。

あるいはもういっそのこと、彼らとはまったく別のゴール地点をつくり出して、そこへたどり着けばよいのです。


💡私が言いたいのは、一定の枠組みで決められた評価や結果は、枠組みの中での評価や結果でしかない、ということ。

枠組みの中における評価や常識がすべてではないのです。


もしあなたが今、どんなにつらい思いをしていたとしても、決して挫ける必要はありません。
なぜなら、その悩みは、あなたが縛られている枠組みの中だけの悩み、である可能性が高いからです。

💡みんなの中で一番になれないのだとしたら、みんなとは違う一番を目指す。それでいいのです。
 
💡「二兎を追う者は、一兎をも得ず」の状態になってしまう原因は、いずれを追うべきか心に迷いがあるからです。あるいは、二兎に関連性がまったくなく、追う方向が定まらないからでしょう。
しっかりと確信を持って二兎追えるなら、そして自分の中で両者に明確な関連性を見いだせるのならば、どんどん二兎、場合によっては三兎でも四兎でも……、追い求めればいいのです。
要するに、自分にブレが生じない限りは大丈夫なのです。



   

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